ディーゼル車といえば、
エンジン音がうるさい、
排気ガスが真っ黒、

といったイメージが強いですよね。

なので、
あまり興味はなかったのですが、
先日、
ボルボのディーゼル車V40-D4を
試乗する機会があり、
予想外に良かったので
ディーゼル車のメリット/デメリットについてまとめてみました。


同じボルボ社のガソリン車とディーゼル車の比較です。

ボルボ車同士を比較すれば、
エンジン以外の条件が近いので、
エンジンの違いによるメリット/デメリットがよく分かります。


ボルボはもちろん他のメーカーの車選びにおいても参考になれば幸いです。



【2017年7月更新】
2017年7月5日に、ボルボがハイブリッド車(PHEV)/電気自動車(EV)へ移行することを発表しました。ディーゼル車は縮小するようです。その理由は、予想がつくと思いますが、この記事の「おわりに」の後に追記しました。

併せて、車の買い換えや処分のときに役立つサイトを紹介していますので、最後まで読んで頂ければ幸いです。



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ディーゼル車のメリット

ディーゼル車のメリットは
軽油が安いくらいかな~
としか思っていませんでしたが、
エンジン自体の燃費が改善されていました。

そして、
試乗して驚いたのがトルクです。
(トラックのエンジンを普通車(2リッタークラスの車体)に搭載したのだから当然と言えば当然ですが)

トルクがスポーツカー並み

試乗したディーゼル車(V40 D4)のエンジンは、「2.0リッター4気筒直噴クリーンディーゼルターボエンジン」で、最大トルク「400Nm(40.8kgm)/1750~2500rpm」を発生します。


といっても、よく分かりませんよね。

少しアクセルを踏んだだけでグンと背中を押される、といえば伝わるでしょうか?

スポーツカー並みの加速が体感できます。

ちなみに、
試乗車には8速のオートマにパドルシフトが装着されていました。パドルシフトを使えばハンドルから手を離さずに変速できるので便利です。エンジンブレーキを効かせたり、登りの加速に最適なギアに瞬時に切り変えたり、運転が楽しくなります。昔はTVゲーム(レースゲーム)をパドルシフト付きのハンドル型コントローラーで楽しんでいましたが、実車で楽しむことができます。



話を戻して、
ディーゼル車のトルクを、
同じ排気量のガソリン車と比較すると
以下の通り、
ディーゼル車のトルクはガソリン車を大きく上回っています。

  • ガソリン車(V40 T5)のトルク:350Nm
  • ディーゼル車(V40 D4)のトルク:400Nm



私はつい最近まで、10年以上前の2.0リッターターボエンジンのV40に乗っていましたが、新型V40は全く異なる車になっていました。


「ボルボ」といえば「ステーションワゴン」なので、普通車にディーゼルエンジンでも違和感はありません。むしろ似合っています。

たくさんの荷物や家族全員を乗せても、市街地を軽快に走れ、峠の坂道も余裕で走れそうですね。

ガソリン車より燃費がいい

ボルボのディーゼル車(V40 D4)は燃費もいいです。

カタログ値で20km/リットルです(JC08モード(国土交通省審査値))。

同じ排気量のガソリン車(V40 T5)の燃費が約16km/リットルなので25%アップです。

軽油が安い上に燃費もいいので、財布をあまり気にせず遠出ができますね。



ちなみに、
ボルボの旧型ガソリン車V50-2.5Tの燃費が
10km/リットルなので、
ディーゼル車の燃費は、
旧型ガソリン車に対して2倍にアップしています。

当時のダイレクトメールには、
この旧型ガソリン車と比較して、月間1000km走行した場合、1リッター当たり軽油106.2円、ハイオク139.7円としたとき、「1年間で約10万円以上(3年間で約30万円以上)おトクです!」とありました。

スマホやケイタイの広告みたいですが、旧型の燃費の悪い車に乗っている方は、ディーゼル車に乗り換えると車検代くらい得することになります。



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ディーゼル車のデメリット/でももうデメリットではない!?

ディーゼル車のデメリットは、
一般に大きなエンジン音と黒い排気ガスといわれています。
値段もガソリン車より割高で、車両重量も重くなるともいわれています。

ですが、ボルボのディーゼル車はどうでしょうか。

エンジン音

まず、エンジン音ですが、アイドリング時にディーゼルエンジン特有のカラカラという音が聞こえます。

ですが、
意識して聞こうとすれば聞こえる程度の小さな音で、会話やラジオのトークの声で気づかなくなるくらいです。走行すればわからなくなります

またカタログ(2015年)によれば、
近接排気騒音は「96デシベル/3000回転」で、実用域ではガソリン車(V40-T5)の「96デシベル/4000回転」とほぼ同じです。

 

このように、エンジン音はディーゼル車のデメリットとはいえなくなっています。

排気ガス

ボルボのディーゼル車は、
NOx排出量もPM排出量も大幅に低減され、平成21年排出ガス基準に適合しています。マフラーから黒い煙は出ていませんでした。

また、
ディーゼル車(V40-D4)のCO2排出量は、
ガソリン車(V40-T5)より少い
です。

  • ディーゼル車:116g/km
  • ガソリン車:146g/km

このように排気ガスについても
日本の排気ガス基準に適合しているという点では、ディーゼル車のデメリットとはいえなくなってきています。



ですが、
ディーゼル車のNOx排出量はガソリン車より多いです。

  • ディーゼル車:0.08g/km
  • ガソリン車:0.013g/km

PM排出量については、ガソリン車は排出しませんが、ディーゼル車は排出します(0.005g/km)。

ボルボのディーゼル車は
排出ガス基準に適合していますが、
ガソリン車との比較においては
NOx排出量とPM排出量がデメリットといえます。


なお、
ボルボのディーゼルエンジンは、
触媒コンバータを使い、
尿素水溶液を使用しないタイプです。

一方、メルセデスベンツの
ディーゼル車C220dのエンジンは
尿素水溶液を使用するタイプ(約2万4千kmで交換が必要)です。

価格

価格については、ディーゼル車はガソリン車に対して一般に割高といわれていますが、実際はどうでしょう。

ディーゼル車のベース車(V40 D4)の消費税込の価格が「349万円」、ガソリン車のベース車(V40 T3)が「324万円」です。

ディーゼル車が25万円高く設定されています。

ですが、
排気量とトルクの違い(ガソリン車の1.5リッター、250Nmに対してディーゼル車の2.0リッター、400Nm)を考慮すると、この価格差はかなり抑えられているといえます。

 

また、現在(2015年)、ボルボのディーゼル車は、エコカー減税100%で、取得税と重量税が0円(約13万円強の軽減)です。

ボルボのディーゼル車はガソリン車に対して割高感は少ないです。



なお、同じ排気量(2リッター)の新型ガソリン車「V40 T5」は、現在ハイグレードのモデル(R-DESIGN)しかなく、440万円もします(V40 D4より百万円以上も高い)。なので価格については、このガソリン車を比較対象にしませんでした。


今回の車種や価格の設定をみると、ディーゼル車をメインに販売し、ガソリン車は高級グレードやスポーツモデルの位置づけにするのかなと感じます。実際、ボルボ社は日本でのディーゼル車の販売比率を5割くらいにしたいと考えているようです。

車両重量

ディーゼル車(V40 D4)が「1540kg」、同じ排気量のガソリン車(V40 T5)が「1510kg」です。

ディーゼル車が30kg重くなっています。

小学生一人分くらいの重さをデメリットと感じるかどうかは乗ってみると分かります。



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おわりに

日本ではハイブリッド車が人気ですが、欧州(ヨーロッパ)ではディーゼル車の方が売れているそうです。欧州では軽油とガソリンの価格が同じくらいですが、それでも売れているそうです(ディーゼル車の比率は5割を超えています)。

欧州と日本では制限速度や道路事情等の交通環境が異なりますが、それでも、ディーゼル車は、トルクがあり、燃費が良く、軽油も安いので、排気ガスやエンジン音の悪いイメージが無くなれば、日本でも売れそうですね。



ところで、
(私は)どうしたの?買ったの?
という声が聞こえてきますが、
住宅ローンがまだまだある上、
子供が優先なので、当分は買えそうにありません。

それどころか、
先日、10年以上所有していた車を手放しました。


いつかは、趣味の自転車(ロードバイク)を積んで、「ディーゼル車で遠くへ行ってみたい」です。



P.S. 連日、フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題が報道されています。これからというタイミングで報道されたので、日本でのディーゼル車の普及が遅れることのないよう願っています。

【更新】ボルボがハイブリッド車(PHEV)と電気自動車(EV)へ移行/次世代ディーゼルエンジンの開発はどうなる?

心配はしていたのですが、
相次ぐ排ガス不正問題の影響で排ガス規制が強化されることになり、

ボルボはその対応策として、
次世代ディーゼルエンジンの開発から
ハイブリッド車(PHEV)/電気自動車(EV)へ移行することを発表しました(2017年7月5日発表)。


2019年から
新たに発売される車種の全てを
モーターがついた電動車にして、
ディーゼル車は縮小していくようです。

前に書いたように
ディーゼルエンジンは、特に
NOx(窒素酸化物)の排出量が多く
今後、
排出量の基準が厳しくなると、
開発コストが高くなりすぎる

というのが、その理由のようです。


ボルボは、既に、
高級モデルにハイブリッド車(XC90 T8 Twin Engine AWD Inscription)がありますが、
今後40シリーズのハイブリッド車(T5 Twin Engine)が発売されるようです。


ちなみに、
ボルボのCEOによれば
ボルボのハイブリッドシステムは
ディーゼルエンジンに対する極めて魅力的な対抗馬」であるとのことです。


今後発売される
ボルボV40の燃費は
間違いなく良くなるのでしょうが、
とんでもなく高額になって
V40までも「庶民お断りの外車」にならないように願っています。



ちなみに、
自動車だけでなく、
自転車にも電動化の波がきていて、
街中で電動アシスト自転車をよく見かけるようになりました。

ここ数年では、
ロードバイクやクロスバイク、
マウンテンバイクの電動アシスト自転車も発売され、
変速器までも電動でシフトチェンジできるモデルもあります。


これまでは、クラシックな
クロモリロードバイクを積んで
ボルボのディーゼル車で
(燃料代を気にせず)遠くへ行きたいと思っていましたが、
もしかしたら、将来、
電動ロードバイク
電気自動車に積んで
「自動運転で遠くへ行きたい」ことになっているかもしれません。

車の買い換え時に便利なサイトの紹介

前に書いた通り、
私は長年乗っていたボルボV40を手放したのですが、
そのとき、便利なサイトを使ったので紹介します。


一般に、車を買い換えるときは、
次に買う車を取り扱っている店で下取りをしてもらいます。

ですが、
ディーラーの場合
その下取り価格が妥当なのか、
疑問に思ったことはありませんか?

どうも
下取り価格の上乗せと
値引き額を合わせて
最終的な値引き額が調整されているように思えます。

通常
自分の車の買取り価格の
相場を知らないので、
最終的な値引きが
下取りの上乗せによるものなのか
新車の値引き額によるものなのか分からなくなります。

また、
ディーラーよりも
買取り専門業者が高く買ってくれることもあり得ます。


ちなみに、私の場合、
15年乗ったV40が
ディーラーでは下取りだと数万円、
買取り(というより処分)だと価格はつきませんでした。

ところが、
買取り業者では
5万円で買い取ってもらえました。

なので、
買取り業者に査定額の見積もりを依頼するとよいです。
そして、見積もりは多くの店からとる方がいいです。


とはいっても、
多くの買取り店をまわるのはメンドウですよね。

ですが、以下のサイトなら、
1度の入力で、
何社もの買取り店に無料で見積もりを依頼できます。
手間も時間もお金もかからないので便利です。

自分の部屋にいながら、
複数の買取り価格が分かるので
車の買い換えや処分の際は利用してみるとよいですよ↓

かんたん車査定ガイド
ズバット車買取比較

各社の見積もりがそろったら、
一番高い買取り価格を提示した店に決めればよいです。


ちなみに、私は、
サイト経由の3社と、
近所の買取り業者と、
ディーラーの合計5社で比較しました。

ディーラーだけなら損するところでしたが、
サイトのサービスを利用することで、
自分の車の一般的な相場価格が分かり、
それも複数の会社で査定するので、
査定額の妥当性の判断ができ、
決断がしやすかったです。


買い換えの場合は、
ディーラーとの値引き交渉は
先に下取り車なしでするのがよいですが、

買取り業者による査定額を知っておくと
ディ-ラーと交渉しやすいはずです。


インターネット上には
本当にいろいろなサイトがありますが
中には、
このような便利なサイトもあるので
活用してみてはいかがでしょうか。


この記事がお役に立てれば幸いです。