ディーゼル車といえば、
エンジン音がうるさい、排気ガスが真っ黒といったイメージが強いですよね。

 

なので、
あまり興味はなかったのですが、
先日、ボルボのディーゼル車(V40 D4)を試乗する機会があり、
予想外に良かったので
ディーゼル車のメリット/デメリットについてまとめてみました。


同じボルボ社のガソリン車とディーゼル車の比較です。

 

ボルボ車同士を比較すれば、
エンジン以外の条件が近いので、
エンジンの違いによるメリット/デメリットがよく分かります。

 

ボルボはもちろん他のメーカーの車選びにおいても参考になれば幸いです。

 

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ディーゼル車のメリット

ディーゼル車のメリットは「軽油が安い」くらいかな~、としか思っていませんでしたが、エンジン自体の燃費が改善されていました。

 

そして、試乗して驚いたのがトルクです。(トラックのエンジンを普通車(2リッタークラスの車体)に搭載したのだから当然と言えば当然ですが)

トルクがスポーツカー並み!

試乗したディーゼル車(V40 D4)のエンジンは、「2.0リッター4気筒直噴クリーンディーゼルターボエンジン」で、最大トルク「400Nm(40.8kgm)/1750~2500rpm」を発生します。

 

といっても、よく分かりませんよね。

 

少しアクセルを踏んだだけでグンと背中を押される、といえば伝わるでしょうか?

 

スポーツカー並みの加速が体感できます(ちなみに試乗車は8速のオートマにパドルシフトが装着されていました)。

 

同じ排気量のガソリン車(V40 T5)と比較すると、そのトルクが「350Nm」なので、ディーゼル車(V40 D4)のトルク(400Nm)はガソリン車を大きく上回っています

 

 

私はつい最近まで、10年以上前の2.0リッターターボエンジンのV40に乗っていましたが、新型V40は全く異なる車になっていました。

 

「ボルボ」といえば「ステーションワゴン」なので、ディーゼルエンジンでも違和感はありません。むしろ似合っています

 

たくさんの荷物や家族全員を乗せても、市街地を軽快に走れ、峠の坂道も余裕で走れそうですね。

ガソリン車より燃費がいい

そして、ボルボのディーゼル車(V40 D4)は燃費もいいです。

 

カタログ値で「20km/リットル」です(JC08モード(国土交通省審査値))。

 

同じ排気量のガソリン車(V40 T5)の燃費が約16km/リットルなので25%アップです。

 

軽油が安い上に燃費もいいので、財布をあまり気にせず遠出ができますね。

 

 

ちなみに、ボルボの旧型ガソリン車(V50 2.5T)の燃費が10km/リットルなので、旧型ガソリン車に対してディーゼル車の燃費は2倍にアップしています。

 

ダイレクトメールには、この旧型ガソリン車と比較して、月間1000km走行した場合、1リッター当たり軽油106.2円、ハイオク139.7円としたとき、「1年間で約10万円以上(3年間で約30万円以上)おトクです!」とあります。

 

スマホやケイタイの広告みたいですが、旧型の燃費の悪い車に乗っている方は、ディーゼル車に乗り換えると車検代くらい得することになります。

 

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ディーゼル車のデメリット/でももうデメリットではない!?

ディーゼル車のデメリットは、一般に大きなエンジン音と黒い排気ガスといわれています。値段もガソリン車より割高で、車両重量も重くなるともいわれています。

 

ですが、ボルボのディーゼル車はどうでしょうか。

エンジン音

まず、エンジン音ですが、アイドリング時にディーゼルエンジン特有のカラカラという音が聞こえます。

 

ですが、意識して聞こうとすれば聞こえる程度の小さな音で、会話やラジオのトークの声で気づかなくなるくらいです。走行すればわからなくなります

 

またカタログによれば、近接排気騒音は「96デシベル/3000回転」で、実用域ではガソリン車(V40 T5)の「96デシベル/4000回転」とほぼ同じです。

 

このように、エンジン音はディーゼル車のデメリットとはいえなくなっています。

排気ガス

NOx排出量PM排出量も大幅に低減され、平成21年排出ガス基準に適合しています。マフラーから黒い煙は出ていませんでした。

 

また、ディーゼル車のCO2排出量はガソリン車(V40 T5)より少いです(ディーゼル車:116g/km、ガソリン車:146g/km)。

 

このように排気ガスについても、日本の排気ガス基準に適合しているという点では、ディーゼル車のデメリットとはいえなくなってきています。

 

 

ですが、ディーゼル車のNOx排出量はガソリン車より多いです(ディーゼル車:0.08g/km、ガソリン車:0.013g/km)。

 

PM排出量については、ガソリン車は排出しませんがディーゼル車は微量ですが排出します(0.005g/km)。

 

ガソリン車との比較の点では、NOx排出量とPM排出量がデメリットといえます。

 

なお、ボルボのディーゼルエンジンは、触媒コンバータを使い、尿素水溶液を使用しないタイプです。一方、今年発売されたメルセデスベンツのディーゼル車C220dのエンジンは尿素水溶液を使用するタイプ(約2万4千kmで交換が必要)です。

価格

価格については、ディーゼル車はガソリン車に対して一般に割高といわれていますが、実際はどうでしょう。

 

ディーゼル車のベース車(V40 D4)の消費税込の価格が「349万円」、ガソリン車のベース車(V40 T3)が「324万円」です。

 

ディーゼル車が25万円高く設定されています。

 

ですが、排気量とトルクの違い(ガソリン車の1.5リッター、250Nmに対してディーゼル車の2.0リッター、400Nm)を考慮すると、この価格差はかなり抑えられているといえます。

 

また、現在、ボルボのディーゼル車は、エコカー減税100%で、取得税と重量税が0円(約13万円強の軽減)です。

 

ボルボのディーゼル車はガソリン車に対して割高感は少ないです。

 

 

なお、同じ排気量(2リッター)の新型ガソリン車「V40 T5」は、現在ハイグレードのモデル(R-DESIGN)しかなく、440万円もします(V40 D4より百万円以上も高い)。なので価格については比較対象にしませんでした。

 

今回の車種や価格の設定をみると、ディーゼル車をメインに販売し、ガソリン車は高級グレードやスポーツモデルの位置づけにするのかなと感じます。実際、ボルボ社は日本でのディーゼル車の販売比率を5割くらいにしたいと考えているようです。

車両重量

ディーゼル車(V40 D4)が「1540kg」、同じ排気量のガソリン車(V40 T5)が「1510kg」です。

 

ディーゼル車が30kg重くなっています。

 

小学生一人分くらいの重さをデメリットと感じるかどうかは乗ってみると分かります。

おわりに

日本ではハイブリッド車が人気ですが、欧州(ヨーロッパ)ではディーゼル車の方が売れているそうです。欧州では軽油とガソリンの価格が同じくらいですが、それでも売れているそうです(ディーゼル車の比率は5割を超えています)。

 

欧州と日本では制限速度や道路事情等の交通環境が異なりますが、それでも、ディーゼル車は、トルクがあり、燃費が良く、軽油も安いので、排気ガスやエンジン音の悪いイメージが無くなれば、日本でも売れそうですね。

 

 

ところで、(私は)どうしたの?買ったの?という声が聞こえてきますが、住宅ローンがまだまだある上、子供が優先なので、当分は買えそうにありません。それどころか、先日、10年以上所有していた車を手放しました。

 

いつかは、趣味の自転車(ロードバイク)を積んで、「ディーゼル車で遠くへ行ってみたい」です。

 

P.S. 連日、フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題が報道されています。これからというタイミングで報道されたので、日本でのディーゼル車の普及が遅れることのないよう願っています。