ロードバイクには
フロントサスペンションがありません。

その上、
タイヤが細くてカチカチに硬いので、
路面が悪いと
ハンドルから伝わる振動が不快です。


不快なくらいならいいですが、
ロードバイクに乗り始めの頃や、
ロングライドでは、
手が痛くなります。


ポジションとか乗り方とか言われても
よく分からないし、
体幹を鍛えろ!とか言われても
すぐに何とかなるものではないです。


そこで、少しでも
振動を吸収してくれるパーツがあればうれしいですよね。



なので、この記事では、
手の負担や痛みをかるくできるように
ハンドルの振動をやわらげるパーツを紹介します。


特に、
アルミフレームのロードバイクを
買った方や、これから購入される方、
そして、
ロングライドを楽しみたい方の
お役に立てれば幸いです。



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3つのパーツで微振動と突き上げの両方を軽減

一般的なハンドルの振動対策は
バーテープを
厚手で柔らかいものにしたり、
グローブを
パッド付きのものにして対処します。

また、取り付け可能な範囲で、
太めのタイヤに交換するのもよいです。


もちろん
これらの振動対策も効果があるので、
バーテープを厚手で柔らかいものにし、
グローブはパッド付きのものを使ってください。

タイヤは23C(23mm)がついていたら
25C(25mm)に交換するとよいです。


ですが、
これらの対策をした上で
次の3つのパーツを装着すると
格段に振動をやわらげることができます。

  1. IsoZone handlebar(アイソゾーンハンドルバー)
    (トレックのドマーネ用のハンドル)
  2. BzzzKill(バズキル)
    (振動吸収機能をもつエンドキャップ)
  3. ShockStop(ショックストップ)
    (上下に可動するステム)


1つめと2つめで微振動を吸収し、
3つめで突き上げを軽減します。


以下に順に説明します。



ちなみに、バーテープはこんなのがよいです↓
OGKカブトのコルクタイプのバーテープ
コルクタイプは柔らかくて握り心地がいいです。

バイクリボンのコルクゲルバーテープ
ゲル入りのコルクタイプなのでさらに振動吸収性がよいです。

OGKカブトの樹脂(EVA)製バーテープ(極厚手タイプ)
クッション性のよい厚手のバーテープです。


グローブはパッド付きのこんなのがよいです↓
パールイズミのアンバウンドグローブ


ドマーネ用のハンドル/IsoZone handlebar

アルミ製ハンドルの振動をパッドで軽減

トレックには、
荒れた路面を走るための
「ドマーネ」というモデルがあり、
振動吸収性がよいハンドルが装着されています。


このドマーネ用のハンドルが
トレック系列のボントレガーから単体で発売されています。


アルミ製とカーボン製があり、
アルミハンドルには、以下の2タイプがあります。
どちらも税込み8900円です。
(2017年5月現在)

  • Elite IsoZone VR-SF Handlebar
  • Race Lite IsoZone VR-CF Handlebar

以下のリンク先の写真は、
パッドをつけた状態(バーテープを巻く前)を示しています↓
ドマーネ用アルミハンドル(IsoZone VR-CF)
(トレックのホームページへのリンクです)

VR-SFとVR-CFは
ハンドルのドロップ形状が違います。


ハンドルの横水平部分に
樹脂製のパッドを取り付け、
その上からバーテープを巻きます。
パッドが振動をやわらげてくれます。


ちなみに、
アルミ製のハンドルは、ドマーネの
セカンドグレードのSLに装着され、
カーボンの製ハンドルは
トップグレードのSLRに装着されています。

平たい形状が手のひらにやさしい

このドマーネ用のハンドルの良い点は
パッドを装着するために
ハンドルの水平部分の上面が
やや平たくなっている点です。
(浅いくぼみがあります)

以下のリンク先の写真は
パッドを取り付ける前の状態を示しています。
平たくなっているのが分かります↓
ドマーネ用のハンドル(IsoZone VR-SF)
(トレックのホームページへのリンクです)

この平たい形状の本来の役割は、
バーテープを巻いた後、
パッドの厚みで握り部分が
太くなりすぎないようにするためのものです。


ですが、
この平たい形状のおかげで、
手のひらへの圧迫が分散されます。


握るというより、
手のひらを置くような感じ
リラックスしてハンドル操作ができますよ。


クロスバイクや
マウンテンバイク(MTB)の
平たいエルゴグリップの効果に近いです。

軽くて振動吸収性の良いカーボン製ハンドル

ドマーネ用のカーボン製ハンドルは
以下の3タイプがあります。

    (従来型)
  • Race X Lite IsoZone VR-SF Handlebar
  • Race X Lite IsoZone VR-CF Handlebar
  • どちらも28,000円(税抜き)
    (新型)
  • Pro IsoCore VR-SF Road Bar
  • 39,900円(税込み)

カーボン製のハンドルは
とても高価ですが、

軽くて、かつ
素材自体が振動を伝えにくいので、
振動吸収性がとても高いです。


このカーボン素材の高い振動吸収性と
柔らかいパッド、
そして平たいハンドル形状のおかげで
手の痛みを防いでくれます。


特に新型の
「Pro IsoCore VR-SF Road Bar」は
ハンドルとは別体のパッドに加えて
カーボンの中に振動吸収材が巻き込まれ、
振動吸収性がさらに向上しています。

別売りの振動吸収パッド/アルミ製ハンドルに

カーボン製ハンドルが良いのは
まちがいないのですが
従来型でも3万円近くもします。


アルミ製ハンドルなら、
税込み8900円なので購入しやすいですよね。

カーボンでなくても
柔らかいパッドと
平たい形状の効果
は得られます。


ただ、
アルミ製のドマーネ用ハンドルには、
ドロップ部分につけるパッドがありません。


カーボン製のドマーネ用ハンドルには
ドロップ部分用のパッドも付属しています。


ドロップ部分にもパッドをつけたいなら、
ゲルタイプのこちらの製品を使ってみるとよいです。
ハンドル用ゲルパッド


ボントレガーからも、単体で
ドマーネ用ハンドルの交換用パッド
さらに厚手のパッドが発売されています。



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バズキル(BzzzKill)/ハンドルの微振動を軽減

ハンドルのエンド部分に、
エンドキャップの代わりに装着すると
ハンドルの微振動を軽減してくれます。


特にアルミ製のハンドルに効果的です。
(私はカーボンハンドルにもつけてます)


ボントレガー製で
価格は税込み3240円です。


アーチェリーやボーガン等に
使用されている衝撃吸収パーツで、
マシューズ「ハーモニックダンパー」
と呼ばれ、高周波振動を打ち消します。


なお、取り付け時に、
バーテープの巻き始め部分を
エンド内に入れた状態でバズキルを挿入しないでください。


バズキルとエンドの内面との間に
バーテープが挟まると
効きめがなくなるので注意です。
バズキルがハンドルのエンド内面に
直接接触していることがポイントです。

キャップに小さな穴がありますが、
この穴がつぶれないようにしてくださいね。

振動吸収ステムShockStop(ショックストップ)

Redshift Sportsから
振動吸収ステムShockStopが発売されています。


取り扱いは、
オルタナティブバイシクルズさんです。
(http://altbikes.jugem.jp/)


値段は19950円(税込み)と高いですが、
次の動画を見ると、
しっかり突き上げを軽減してくれそうです。






このShockStopには、
エラストマー(ゴム)が5種類あり、
これらを取り替えることで
ステムの動きやすさ(振動吸収量)を調整できます。


なお、ShockStopの重量は
238g(長さ90mm)からで、
通常のステムより100gほど重いです。

スペシャライズドのルーベEXPERTの振動吸収システムとの比較/動画

40万円以上もする
スペシャライズドのルーベEXPERTには、
フロントに
振動吸収システムFUTURE SHOCK
(フューチャー ショック)
がついています。


このFUTURE SHOCKの動画を次に示します。


この動画(FUTURE SHOCK)と
さきほどの
振動吸収型ステムShockStopの動画を見比べてみると、

スプリングとエラストマー(ゴム)の
違いはありますが、

2万円ほどの
振動吸収型ステムShockStop
でも
40万円以上する
高級モデルの振動吸収システムに劣らない
効果があることが分かります。




トレックのドマーネの振動吸収機構Iso Speedとの比較/動画

ドマーネのフロントのIso Speedの動画も載せておきますね。

ドマーネのIso Speedの動きは、
振動吸収型ステムShockStop や
ルーベのFUTURE SHOCKよりも小さめです。




エントリーモデルをグレードアップ

ちなみに、
トレックのエントリーモデルの
ドマーネALRとSシリーズには、
フロントに振動吸収機構Iso Speedがついていません。


また、
スペシャライズドのルーベについても
エントリーモデルには
上記の振動吸収システムFUTURE SHOCKはついていません。


ですが、
エントリーモデルでも
この記事で紹介した
3つのパーツを装着すれば、

40万円以上もするドマーネSLやSLR、
ルーベEXPERTに劣らない振動吸収性
が期待できます。


また、
トレックのドマーネALRや
スペシャライズドのルーベの
エントリーモデルだけでなく、

トレックの
エモンダ(EMONDA)ALR
スペシャライズドの
アレー(Allez)E5 Elite(エリート)
キャノンデールの
CAAD OPTIMOなどの
アルミロードバイクに

上記の3つのパーツをつければ
ロングライド仕様にすることもできますね。

おわりに

以上に紹介した振動対策をすれば、

突き上げのような大きな振動
振動吸収ステムShockStopで吸収でき、

路面の細かな荒れによる微振動
ドマーネ用ハンドル
バズキルでカットできます。


あとは、
太めのタイヤと、
やわらかめのバーテープ、
パッド付きのグローブを使えば、
快適なロングライドができます。



ロードバイクに乗り始めの頃や
初めてのロングライドでは
体(からだ)のあちこちが痛くなります。

ですが、
いろいろパーツを試しながら乗り続けてみてください。

お金はかかりますが、
ロードバイクはパーツ交換も楽しみの1つです。

その間に
ポジショニングの調整を
ショップにお願いしてみるのも良いです。



乗り続けていれば、そのうちに
乗り方のコツがつかめ、
体幹もついてきて
徐々に走行距離も伸びてきます。


いつのまにか、50km、
そして、100km以上のロングライド
できるようになっていますよ。





ロングライドには、
柔らかくて握り心地のいい
コルクタイプのバーテープがおすすめです↓
OGKカブトのコルクタイプのバーテープ

ゲル入りのコルクタイプは
振動吸収性に優れて、握っていて気持ちがいいです。
バイクリボンのコルクゲルバーテープ

クッション性のよい樹脂製の厚手のバーテープもあります↓
OGKカブトの樹脂(EVA)製バーテープ(極厚手タイプ)


ロングライドには
パッドが付いたレーパンが必需品ですが、
グローブもパッド付きを使ってくださいね↓
パールイズミのアンバウンドグローブ


トレックのドマーネのエントリーモデルALRについてはコチラの記事をどうぞ↓
ドマーネALRとエモンダALRはどっちがよい?トレックのアルミモデルの比較


トレックのエモンダの記事もどうぞ↓
初めてのロードバイク選び!エモンダALR5を基準に考えてみた

アルミモデルのエモンダALR5とカーボンモデルのエモンダSL6を乗り比べてみた