今年の夏も暑くなりそうです。
扇風機でなんとか過ごしたいのですがエアコンは必需品ですよね。
ですが、我が家にはエアコンを取り付けできない部屋があります。
なので、その部屋用に、
コロナどこでもクーラーを買いました。
この製品は、
その名前に「クーラー」とあるので、
「エアコン」と勘違いして性能を期待してしまう方もいると思います(私もその一人でした)。
ですが、決して「エアコン」ではありません!
「エアコン」や「クーラー」をイメージして買うと、その性能にがっかりします。
自分ががっかりするだけならいいですが、
我が家では特に妻に不評でした。
ところが、コロナどこでもクーラーは
使い方によっては役に立つ「冷風機」になり得ます。
買って失敗したとならないように、
参考になればと思い、レビューします。
メリット/デメリットと、役に立つ使い方についてまとめてみました。
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コロナどこでもクーラーを購入した理由/目的
私がどこでもクーラーを購入した動機は
エアコンが取り付けできない部屋を何とか涼しくできないかというものでした。
その部屋は一人息子に勉強部屋として与えているのですが、どうも勉強がきらいなタイプであまり勉強をしません(しない子の方が多いと思いますが)。暑いとさらに勉強しなくなりそうなので何とかしたいというのが本来の目的です。
その部屋には窓があるのですが、
転落防止の柵をとらないと窓型エアコンは取り付けできません。
室外機の設置場所がないので通常のエアコンもダメです。
そこで、
コロナどこでもクーラーなら、
「クーラー」というくらいだから、それなりの性能があるはず、という思いで購入しました。
希望小売価格が税別69800円に対して、楽天で当時、税込み、送料込みで28370円だったのでクリックを誘われました。
アマゾンでも売っています(こちらはスカイブルーです)↓
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コロナどこでもクーラーのスペック
私が買ったコロナどこでもクーラー2015年モデル(型式CDM-1015)の基本スペックは次の通りです。
コロナどこでもクーラー2016年モデル(型式CDM-1016)と違いはないようです。
【2018年5月追記】
コロナどこでもクーラー2017年モデル(型式CDM-1017)、2018年モデル(型式CDM-1018/CDM-10A)とも違いはないようです。なので在庫があれば、安い旧モデルがお得です。
【2022年8月追記】
2022年7月発売分から黒のモデルは型番がCDM-10A3(K)へ変更されています。
- 外形サイズ:高さ600、幅250、奥行386mm
- 重さ:13.0kg
(重いけどキャスター付きなので移動は楽です) - 冷風能力:最大吹出温度差-10℃
(60Hz時、室温27℃、湿度60%RH) - 使用可能室温:5~35℃
- 冷風時消費電力:220W(50Hz), 240W(60Hz)
- 運転音:38dB(冷風弱モード時)
- 除湿能力:9L/日 (50Hz), 10L/日 (60Hz)
- 廃熱ダクトの長さ:950mm
(布製で着脱可能ですが、短いです)
(前面の扉が自動で開いて冷風が出ます)
(両側の側面(写真では前面と裏面)に吸気口があり、右側の象の鼻みたいなのが廃熱ダクトです)
ちなみに、コロナどこでもクーラーには上位機があります。
色違いで同じ外観、同じサイズですが
冷風能力が「-11℃」で1℃ほど性能がアップしています↓
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上位機の方が色もいいし冷風性能も少し良いので悩みましたが、6000-7000円ほど高くなり、消費電力も運転音も少し大きくなるので下位の機種にしました。
ですが、予算に余裕があれば、冷風性能が少しでも高い上位機の方がよいもしれません(消費電力が約1.5倍になりますが)。
ちなみに楽天で買うなら、
楽天カードで買うのがお得です。
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コロナどこでもクーラーのデメリット/廃熱が課題
前から冷風、後から温風
スペックの冷風能力「-10℃」を見ると期待してしまいますが、
電源を入れると、すぐにがっかりします。
前面からは冷風(というより涼しい風)がでるのですが、背面からは温風がでます!
前にいると涼しいのですが、後ろにいると暑いです。
なので、
部屋を閉めきった状態では、
部屋全体の温度を下げることはできません(逆に室温が上がります)。
部屋全体の温度を下げるには
そのためには
温風だけを部屋の外に出す必要があります。
次の動画のように、廃熱ダクトを窓へつなげれば、部屋の外へ廃熱することができます。
ですが、
別売りのダクト用パネルが必要です。
標準タイプで定価6500円~8500円(税別)もします。
また、付属の廃熱ダクトが95cmと短いので
窓のすぐ近くに設置スペースも必要です。
「どこでも」置けるわけではありません。
なお、ダクト用パネルには、窓のサイズに応じて
「標準タイプ」(3つのサイズ)と
「テラス窓タイプ」の合計4つのサイズがあるので、購入時は注意してください。
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窓枠に廃熱ダクトを取り付ける/動画説明
下の動画を最初の1分だけ見ると取り付けイメージがつかめます。
廃熱ダクトの延長はダメ
我が家の場合、
どこでもクーラーを窓の近くに置けなくて
付属の廃熱ダクトが届かず、
その上、窓の両脇に固定されたアコーディオン網戸が邪魔で
ダクトパネルの取り付けもできないことに気付きました。
そこで、せめて窓の外へ排気できるように
ダクトを延長してみました。
アルミ製のダクトをホームセンターで買ってきて取り付けたのですが、
作動中にダクトが熱くなり、子供がヤケドしないかと心配になって外しました。
グラスウール断熱材で廃熱ダクトをカバーすることも考えましたがそれも止めました。
というのも、
付属の短い廃熱ダクトを取り付けただけで
その取り付け部分(プラスチック)が熱をもちます。
なので、ダクトを延長して長時間運転させたときのトラブルが心配になりました。
取り扱い説明書みると、
「廃熱ダクトの延長をしないでください」と書いてあります。
結局、我が家ではどこでもクーラーを
部屋の入り口に置き、扉を半開きにして廊下へ排熱しています。
部屋には涼しい風が送られるのですが、
廊下は排気された温風で暑くなります(なので廊下を通る妻には不評です)。
また、扉が半開きのため、部屋の中をしっかり冷やすことはできません。
カーテンなどの布で扉のすき間をおおって、冷気が逃げないようにし、また排気した温風が入ってこないようにすれば、少しは部屋全体の温度を下げることができるかもしれません(が、めんどうなのでしていません)。
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コロナどこでもクーラーのメリット/使い方しだいです
このように、我が家では、
コロナどこでもクーラーはエアコンの代わりにはなりませんでした。
ですが、「スポット冷風機」として使い方を工夫すれば、けっこう良い製品になり得ます。
使い方の例を3つ紹介します。
使い方1/お風呂上がりに
一番よいと感じた使い方は、
お風呂上がりのクールダウンに使うと気持ちがいいことです。
(子供部屋はどうなった?という声が聞こえてきますが)
夏はせっかくお風呂で汗を流しても、脱衣所でもたもたしていると汗が出てきて、バスタオルで汗をふくことになってしまいます。
扇風機では、しめった生あたたかい風なので気持ちいいとはいえません。
そこで、
どこでもクーラーを脱衣所(の入り口)におくと、
どこでもクーラーからは除湿された冷風がでるので
お風呂上がりが楽しみになるくらい爽やかになります。
使い方2/扇風機やサーキュレーターといっしょに
2つ目の使い方は、熱くて寝苦しい夜に、
どこでもクーラーを扇風機やサーキュレーターといっしょに使うと暑さがやわらぐことです。
風向きが自動で変わるスイング機能もついていますが、
風量が小さいので扇風機やサーキュレーターで補うとよいです。
除湿性能が高いので
湿度が高い時期は一晩で数リットルの水がタンクにたまります。
冷風に加えて、この除湿効果が体感温度を下げているようです。
扇風機よりは少し運転音がしますが、暑さで寝苦しいのに比べたら気になりません。
また、エアコンだと冷えすぎたりするのですが、
どこでもクーラーなら、
冷風性能が低いことが幸いして冷えすぎることがありません(もっと冷えてという感じです)。
消費電力も同じコロナの6~8畳用エアコン(500~600W)の1/2以下なので、一晩中使っても電気代を抑えることができます。
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使い方3/衣類乾燥機として
3つ目は、部屋干しの衣類乾燥機として使えることです。
(本来の部屋を涼しくする目的とは関係ないですが)
昨年は夏に購入したので、梅雨(つゆ)の時期に使うことがありませんでした。
今年は夏だけでなく、梅雨(つゆ)にも役立つはずなので、妻の評価は上がると思います。
【2017年7月追記】
今年の梅雨(つゆ)は、衣類乾燥機として妻がしっかり使っています。部屋で使うと暑くなるので浴室で乾燥しています。洗濯機や浴室についている乾燥機より電気代がかからず、部屋干しのイヤな臭いもつきません。ついでにお風呂のカビも防げます。
【2018年5月追記】
今年も、天気が悪い日が続くと衣類乾燥機として妻がしっかり使っています。これから梅雨と夏を迎えるので一層活躍してくれそうです。
おわりに
改めてコロナのホームページとカタログを見ると、
「どこでもクーラー」という商品名はひかえめに記載されていました。
実際は、次のように記載されています。
「冷風・衣類乾燥除湿機(どこでもクーラー)」
本来は「除湿機」のようです。
この製品は、「クーラー」をイメージして買うとがっかりします。
私のように
妻の不評まで買わないように、
購入前にしっかり調べてから買いましょう。
この記事がお役に立てれば幸いです。
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