冬にロードバイクに乗って
足先(つま先)が冷たくなったら、
がまんしないで
シューズカバーをつけるとよいです。

自転車専用シューズは、
通気性がとても良いので、
夏は蒸れなくてよいのですが、

冬は、しっかり冷気が入って
足先(つま先)が冷たくなります。

厚めのソックスを履いてもダメです。

ですが、
シューズカバーをつければ
冷気をシャットアウトできます。

 

私がロードバイクを買って初めての冬は、
シューズカバーをつけずに我慢して走っていました。

足の指がかゆくなったので、
冬なのに水虫?
と思っていたら、
しもやけ(霜焼け)ができていました。

数十年ぶりのしもやけです。

子供の頃の雪遊びと
しもやけの痛痒(いたがゆ)さが懐かしいです。

 

と、のんきなことを言ってる場合ではありません。
凍傷にでもなったら大変です。

そこで、この記事では
足先の防寒対策について気温別にまとめてみました。

この記事が冬のライドのお役に立てれば幸いです。

 

指先の防寒対策についてはこちらの記事に書いています↓
冬用グローブの選び方!5℃を基準に使い分け

 

 

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3つの温度環境別の対策

シューズカバーにもいろいろあり、
また、気温によっても防寒対策が異なります。

なので、
以下の3つの温度環境に分けて
対策をまとめてみました。

  • 5~10℃:昼頃は10℃まで気温が上がるが朝夕は冷える
  • 5℃前後:一日を通して寒い
  • 0℃前後及びそれ以下:凍てつく極寒の環境

5~10℃の環境/着脱が楽なトゥーカバー

お昼頃は10℃前後で大丈夫でも
朝と夕方が冷える環境では、
トゥーカバー(ハーフシューズカバー)が良いです。

つま先部分のみをカバーするハーフタイプと、甲から足首の前面をカバーするタイプがあります。

つま先部分のみをカバーするタイプ

下の写真は私が使っている製品です。

トゥーカバー

 

この製品はカンパニョーロ製ですが、
現在、発売されていないようです。

ですが、似た製品はあります↓

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【M便】プレミア ハーフシューズカバー ブラック

 

このタイプのシューズカバーは、
足先(つま先部分)のみを覆うので、
着脱が簡単です。

 

朝早くに走るときは、
つけた状態でスタートし、
お昼頃になったら外します。

夕方になって
冷えてきたら再び装着します。

着脱が簡単なので、
一日の気温の変化に応じて使えるので便利です。

 

厚みはありますが
柔らかいので、
少し大きめのサドルバックなら入ります。

ぽかぽか陽気の日でも
夕方は思いのほか冷えるので
携帯しておくと安心ですよ。

 

トゥーカバーは他にもいろいろあります。

下の画像は、文字通り、つま先だけをカバーするタイプです(MとLがあります)↓
上記のタイプより小さいので携帯しやすいです。

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(パールイズミ)PEARL IZUMI 7975 ウィンドブレーク トゥカバー

つま先だけでなく、甲から足首の前面もカバーするタイプ

下の画像のように、つま先と甲から足首の前面をカバーするタイプは、
足首から甲に冷気が直接当たらないので、
上記のつま先だけ覆うタイプより少しだけ防寒性が良いです。

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パールイズミ 7955 ウィンドブレーク ロード ハーフ シューズカバー 2022年モデル 秋冬 自転車 サイクルウエア

 

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(パールイズミ)PEARL IZUMI 7955 ウィンドブレーク ロード ハーフ シューズカバー

トゥーカバーのメリットとデメリット

トゥーカバー(ハーフシューズカバー)は
上に書いたように、
着脱が簡単で、
冷えにそなえて携帯できるのがメリットです。

ですが、防寒性が低いというデメリットがあります。

つけないよりはずっと良いのですが、
足先しかカバーできません。

なので、
5℃付近でしばらく走ると、
カバーされていない足首から冷えてきて
そのうち足の全体が冷えてしまいます。

 

また、見た目も今ひとつです。

私が使っているタイプのトゥーカバーは、スリッパみたいです↓
(ですが、機能を優先して使っています)

(楽天への画像リンク↓)

 

前にも書いた通り、トゥーカバーは、
朝夕の冷えた時間帯に一時的に使うのに便利です。

一方、一日を通して5℃前後の寒い日は
次に説明する「フルカバータイプ」のシューズカバーをつけましょう。

5℃前後の環境/基準はフルカバータイプ

一日を通して5℃前後の寒い日は、
フルカバータイプのシューズカバーが良いです。

足先から足首の上(ふくらはぎの下部)までしっかり覆うことができます。

フルカバータイプの購入時の注意点

下の写真は、私が使っている
クラフトのシューズカバーです。
(旧モデルです)

クラフトシューズカバー

 

底側をベルクロ(マジックテープ)で
止めるタイプなので、無理なく着脱ができます。

 

ですが、
シューズカバーを選ぶ時は、
サイズに注意してください。

シューズを覆うことができるのはもちろんですが、
足首より上のサイズ
(ふくらはぎの下部の太さ)にも注意してくださいね。

私が買ったクラフトの製品は、
シューズに対しては十分な大きさでも、
足首より上の部分が細めでした。
(私のふくらはぎが太いだけかもしれませんが)

ファスナーが上がらない!
なんてことがないように、
フルカバータイプのシューズカバーは
試着をしてから買いましょう。

 

サイズの他にも
ロード用
マウンテンバイク(MTB)用があるので注意してください。

シューズの底のクリートが
シューズカバーで覆われなければ
どちらでもOKのはずですが、念のため、
自分のシューズとペダルに適合しているかを購入前に確認してください。

このシューズカバーはロード用なのでSPD-SLに使えます↓

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SPDシューズならマウンテンバイク(MTB)用がよいです。
後部もベルクロなので着脱しやすいです↓

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(パールイズミ)PEARL IZUMI 7915 サイクリング MTBシューズカバー

 

 

SPDとSPD-SLの違いがよく分からない方は、この記事で確認できます↓
ロードバイク初心者のペダルはSPDとSPD-SLどっちがいい?ビンディングの選び方

 

フルカバータイプのメリットとデメリット

フルカバータイプのシューズカバーは
足先だけを覆うトゥーカバーに比べて
防寒性がよいのがメリットです。

ですが、
着脱が面倒(メンドウ)!
というデメリットがあります。

これから寒い外へ出ようとする時、
取り付けに手間取ると、
モチベーションが下がります。

ですが、
冬のライドのルーティーンと思って
めんどくさがらずに装着しましょう。

フルカバータイプの防寒性にも限界がある

フルカバータイプのシューズカバーをつけて
「足の防寒対策は大丈夫」といえるのは、
5℃付近までです。

通常のシューズカバーには「5℃対応品」が多く
先ほどのパールイズミのシューズカバーも5℃対応品です。

なので、
5℃より低くなり0℃近くになると、
足先が冷えてきます。

 

0℃対応のシューズカバーもあるのですが、
値段も高いし、もう一つ買うのもお金がかかるので、
私は、次の防寒対策をしています。

シューズカバー装着時の防寒対策

防寒対策(その1)/シューズの底(ソール)に穴があいていたら塞ぐ

まず最初にシューズの底に穴があるかどうかを確認してください。

穴があったら塞いでください

フルカバータイプのシューズカバーでもシューズの底はカバーしていないので底の穴から冷気が侵入してきます。

SPD-SLシューズには、
シューズ内の通気性を高めるための通気孔があるタイプが多いので、
断熱材(布やティッシュ等)を詰めてガムテープで塞ぐとよいです。

SPDシューズの場合は、
クリート部分の穴に防水用シール(防水ステッカー)を貼っているはずですが、
穴をしっかり塞いでいるかどうか確認してください。

防寒対策(その2)/使い捨てカイロとアルミホイルで防寒性を高める

フルカバータイプのシューズカバーでも
足先が冷えてきたら、
使い捨てカイロとアルミホイルを使うとよいです。

使い捨てカイロを
シューズのつま先に貼り、
アルミホイルで覆ってから、
シューズカバーをかぶせます。

シューズの中に
カイロを入れてもよいのですが、
冬用の厚手のソックスを履くと
シューズの中が窮屈で、
カイロを入れるとさらに窮屈になって
違和感もあります。

なので、
シューズの外側に使い捨てカイロをつけます。

ただ、それだけでは効き目がないので、
その上から
アルミホイル(アルミ箔)で覆って保温性を高めます。

 

シューズカバーとカイロとアルミホイル

 

5℃対応シューズカバーでも
カイロとアルミホイルを使えば
0℃までの環境なら大丈夫です。

冬の夕方は思いのほか冷えます!

場所をとらないので、
使い捨てカイロアルミホイル
背中のポケットやサドルバックに入れておくと安心ですよ。

防寒対策(その3)/ヒートテックのソックスを履く

少しでも足先の冷えを防ぐために、ソックス(靴下)はヒートテックがおすすめです。

インナーグローブのヒートテックに比べると効果はかなり低いですが、通常の薄手のソックスよりは良いです。

ユニクロのヒートテックソックスは履き心地も良かったです(2022年冬の製品)。

パールイズミにも冬用のヒートテックソックスがあります↓

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デメリット/シューズカバーは破れやすい(補修方法)

シューズカバーは破れやすいので
装着するときに、
力を入れすぎないでください。

とはいっても、
破れたら、その部分から冷気が入るので
なんとかしないといけません。

予算がある方、お小遣いが多い方は
新品に買い換えてもよいですが、
私は、節約のため、補修して使っています。

靴底補修剤で補修するとよいですよ。

下の写真は、
靴底補修剤を使って補修した部分を示しています。

シューズカバーの補修

 

上記の靴底補修剤は、接着剤で有名なセメダインの製品です↓

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0℃及びそれ以下の環境

0℃対応シューズカバー

0℃前後の環境で走る場合は、
0℃対応シューズカバーを使うとよいです。

5℃対応シューズカバーを持っていないなら、最初から0℃対応シューズカバーを買うのが節約の点で良いかもしれません。

0℃対応なら、5℃の温度環境でも当然効果があります(但し10℃近くになると少し暑くなるかもしれませんが)

既に5℃対応シューズカバーを持っているなら、上記の防寒対策を試してみてくださいね。

 

下の画像はパールイズミの0℃対応品です↓

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ヒーター付きシューズカバーもあるけど

もっと暖かいのがいいなら
ヒーター付きシューズカバーがあります。
値段は高いです。

在庫は少ないようです↓

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PEARL IZUMI HS-03 ヒーターシューズカバー【1 ブラック/Mサイズ】パールイズミ シューズカバー 自転車

 

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シューズカバーよりもウィンターシューズ

ヒーター付きシューズカバーもいいですが、
そもそも足先が冷たくなるのは、
シューズの通気性が良すぎるのが原因です。

なので、
シューズ自体をウィンターシューズ
(冬用のビンディングシューズ)にするとよいです。

とても高価ですが、
ウィンターシューズは冷気の侵入を防ぎ、
シューズ自体の防寒性が高いので効果は抜群です。

シューズカバーの着脱の煩わしさからも解放されます。

また、冬の時期にしか使わないので、
少し大きめのサイズを選んで、
厚手のソックスをはいて、さらに
使い捨てカイロを中に入れても良いです。

ノースウェーブ(NORTHWAVE)のウィンターシューズ

ノースウェーブ(NORTHWAVE)には、
ゴアテックス(GORE-TEX(R))を採用したこんなSPDシューズがあります↓
(対応温度は-3℃~+15℃です)

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ロード用もあります↓

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FIZIK(フィジーク)のウィンターシューズ

FIZIK(フィジーク)からも冬用シューズが発売されています↓

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ロード用もあります↓

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いずれにしても、お金はかかりますが、
0℃前後及びそれ以下の極寒の環境で走る場合は十分な防寒対策が必要です。

 

足先は、
他のどの部位よりも心臓から遠いので、
血の流れが悪くなり、
運動強度を上げても暖まりません。

なので、
0℃前後及びそれ以下の環境では、
値段が高くても
0℃対応シューズカバーや、
ヒーター付きシューズカバー、できれば
ウィンターシューズを検討してみてください。

 

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おわりに

自転車用シューズは
通気性がとても良いです。

朝夕は冷えるので、
トゥーカバーを携帯しておくと良いです。

一日を通して5℃~0℃の環境では、
トゥーカバーをつけていても足が冷たくなります。

フルカバータイプのシューズカバーでしっかり防寒対策をしましょう!

お金があればウィンターシューズも検討してみてくださいね。

 

これまでの防寒対策の記事で書いた、

冬用ウェア、
グローブ、
イヤーウォーマ、
フェイスマスク
と併せて、
シューズカバーをつければ、
おどろくほど冬の寒さが平気になります。

ただ、汗冷え防止のために
インナーウェア(アンダーウェア)
少し高くでも良いもの着ることをおすすめします。
(詳しくはこの記事に書いています↓
ロードバイクの冬用ウェアは高いので重ね着で節約してみた

 

それから、ヘルメットとアイウェアは必須です。

ヘルメットも通気性がよいので
防風用の「インナー」又は
「アウターカバー」をつけるか、あるいは
ヘルメットの下に「キャップ」をかぶるとよいです。

 

冬の間に
しっかりロードバイクに乗っておけば、
春になる頃には、
ロングライドの距離が伸びて「もっと遠くへ行ける」ようになったり、
走り込みが足りない「寒がりな仲間」に差をつけることができますよ。

この記事が冬のライドのお役に立てれば幸いです。

 


 

冬用グローブについてはこちらの記事をどうぞ↓
冬用グローブの選び方!5℃を基準に使い分け

インナーグローブをつけると保温力がアップします↓
自転車用インナーグローブの効果は?パールイズミを買ってみた

 

顔が冷たいならフェイスマスクがあります↓
自転車用のフェイスマスクはどれが良い?

耳が冷たいならコレをつけるとよいです↓
耳の防寒対策!パールイズミのイヤーウォーマーの購入レビュー

 

冬用ウェアについて節約の点からまとめてみました↓
ロードバイクの冬用ウェアは高いので重ね着で節約してみた

 

 

 

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