自転車のテールライト(リアライト/尾灯)のルールについて、以下の疑問があったので調べてみました。
- 点滅はダメ?
- 明るさに決まりがある?
- そもそもテールライトは必要?
道路交通法の改正(2015/6/1施行)後、
自転車の取り締まりが厳しくなっているので、
参考になれば幸いです。
自転車のフロントライト(前照灯)のルールについてはこちらをどうぞ↓
→自転車のフロントライトは明るさに注意!点滅は無灯火?
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ルール上、テールライト(リアライト)は必要?
「テールライトは点滅がダメなのかどうか」を確かめるために、
まず、「そもそもテールライトが必要なのかどうか」について調べてみました。
ルール上、テールライトが必要なければ、点滅でも点灯でもどっちでも良いはずなので。
道路交通法(第63条の9第2項)には次のように定められています。
夜間、反射器材を備えていない自転車を運転してはならない。
尾灯をつけている場合は、この限りでない。
要するに、
反射器材(リフレクター)があればいいんです。
ただし「反射器材」の適合基準として
視認性と「橙色又は赤色」が定められています。
(道路交通法施行規則第9条の4)
(参照:電子政府の総合窓口(e-Gov)道路交通法施行規則)
ホームセンターで売っている安価なママチャリには、テールライトは無いですが赤い反射器材はついています。このルールに従っているのですね。
では、クロスバイクやロードバイクはどうでしょうか?
完成車には反射器材が装着されているのですが、取り外しが簡単なので外すことがあります。
特にロードバイクでは、見た目や軽量化のために外すことが多いと思います(私もその一人ですが)。
またロードバイクでは、フレームとホイール、部品(コンポ等)を別々に買って組み立てる場合がありますが、反射器材をわざわざ買って取りつける方は少ないと思います。
なので、反射器材を装着していないロードバイクは結構多いです。
また、「夜は走らないので」という理由でテールライトを装着しない方もいます。
ですが、何かの理由で帰りが遅くなったのでしょうか、夜間、テールライト無しで走っているロードバイクをよく見かけます。
このとき、「反射器材」(リフレクター)が無かったら違反です。
まとめると
- 自分の自転車に反射器材(赤いリフレクター)が付いていれば、「テールライトがなくてもOK」。
- 反射器材(赤いリフレクター)が無ければ、「テールライト(リアライト)が必要」です。
なので、
「反射器材(赤いリフレクター)」をつけていない場合は、次に説明するテールライト(リアライト)のルールに注意してください。
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テールライト(リアライト)のルールは? 点滅で大丈夫? 明るさは?
道路交通法(第52条第1項)には車両等の灯火について次のように定められています。
夜間、道路にあるときは、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。
夜間以外でも
トンネルの中や濃霧等で視界が悪い暗い場所では
「灯火」をつけなければいけません。
(道路交通法施行令第19条)
(参照:電子政府の総合窓口(e-Gov)道路交通法施行令)
そして「灯火」としての「尾灯」の条件は
各都道府県でルールが決まっています。
東京都のルールにおける「尾灯」は次の通りです。
(東京都道路交通規則第9条第1項2号)
赤色で、夜間、後方100メートルの距離から点灯を確認することができる光度を有する尾灯
私が住んでいる神奈川県のルールも同様です(「容易に」があるので少し厳しめですが)。
(神奈川県道路交通法施行規則第8第1項第2号)
東京都のルールでは、
「点灯」と明記されているので、
テールライトの点滅はダメ
(反射器材がないとき)
ということになります。
この東京都のルールに従っておけば大丈夫でしょう。
気になる方は、お住まいの各都道府県のルールをご確認ください。
各都道府県のホームページの
サイト内検索により、
「法規(集)」や「例規(集)」で見つけることができます。
法規(集)や例規(集)の中の
「警察」編の
「交通」章または「道路交通」章に記載があります。
株式会社キャットアイのホームページにも以下の記載があります。
リアリフレクター(赤色)が付いていない自転車の場合、夜間走行時は点灯でお使いください。道交法上、点滅は補助灯としての使用に限定し、リアリフレクター(赤色)と併用してください。
引用元: キャットアイのホームページの製品情報
テールライトの明るさ(光度)については、有名メーカーの明るめの製品を選んでおけば安心です(後で製品を紹介します)。
まとめると
- 反射器材(赤のリフレクター)がある場合は「点滅でもよい」。
- 反射器材(赤のリフレクター)が無い場合は「点灯が必要」です。
(点灯の場合、明るさに決まりがあるので明るいテールライトを選びましょう)
「点滅」の方が目立つし電池も長持ちするので良いのですが、
反射器材(赤のリフレクター)が無い時の「点滅」はルール違反になるので注意してください。
「点滅」させたいときは、
「反射器材(赤のリフレクター)をとりつける」か、
「テールライトを2つ付けて一方を点灯」して下さいね。
私は 以前、ロングライトで帰りが遅くなった時に、テールライトの電池切れに気づかずに走行していたことがあります。
コンビニで休憩した時に気づいたのですが、そのとき反射器材を付けていなかったので、道路交通法改正後の今であればルール違反で捕まります。
というより追突事故が怖いですよね。
なので、それ以降、帰りが遅くなるときは、テールライトを2灯にすることにしています。
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明るいテールライト(リアライト)はどれがいい?
ご参考までにキャットアイの製品をいくつか挙げておきます。
1つ目は、リアライト選びで迷ったらコレといえる製品です。安くても十分に明るいです。電池式です。息子がクロスバイクに使っています↓
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→キャットアイ(CAT EYE) テールライト OMNI5 TL-LD155-R
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→キャットアイ(CAT EYE) TL-LD155-R オムニ5 テールライト TL-LD155-R
防水性と耐久性、長時間の点灯が必要ならこの製品です。ロングライドや200km以上のブルベにも最適です。電池式です↓
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→キャットアイ(CAT EYE) テールライト タイト TIGHT TL-LD180
楽天にもあります↓
→キャットアイ リアライト TL-LD180-R TIGHT テールライト 自転車 ライト ブラケット付属 防水
デイタイムライト(昼間の点灯)にも使える明るい製品もあります。USB充電式なのでスリムで、ゴムバンド式です↓
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→ラピッドエックス(RAPID-X)
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→キャットアイ TL-LD700-R RAPID X LEDライト リア用 ラピッド エックス 自転車 ライト usb 充電 bebike
小型で軽いのがいいならこれが良いです(USB充電式)。ロードバイクに最適です↓
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→キャットアイ(CAT EYE) セーフティライト RAPID mini テールライト TL-LD635-R
楽天にもあります↓
→CATEYE キャットアイ TL-LD635-R RAPID mini ラピッドミニ リアライト 後用 テールライト バックライト 自転車の九蔵
ルールのためだけでなく、安全のために
ルールでは、反射器材(赤のリフレクター)をつけていれば、テールライト(リアライト)は必要ありません。
ですが、後方からくる自動車へアピールするために、テールライト(リアライト)はとても大切です。
自転車の事故において、
後方からの追突事故は突出して致死率が高い
という報告があります。
(参照:イタルダ・インフォメーション、No.88, 2011,April, (財)交通事故総合分析センター)
また夜間の走行に限らず、
トンネルの中や、夕方、雨天、霧などで見通しが悪いときは、追突事故の危険性が高まります。
後ろからの追突は自分では避けようがなく、
後方からくる自動車のドライバーにアピールして気づいてもらうしかありません。
テールライト(リアライト)は命を預ける大切なパーツとして装着しておきましょう!
フロントライトのルールの記事はこちらです↓
→フロントライトは明るさに注意!点滅は無灯火?
自転車の交差点でのルールを確認しておきましょう↓
→自転車は車道?!交差点でのルールと注意点
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