ロードバイクでロングライドをした後、
日焼けで顔がヒリヒリしませんか?
夏が終わればそのうちに治るからといって我慢していましたが、
顔に大きなシミができてしまいました。
日焼け止めを塗っていたのですが効き目がありません。
ロードバイクのおかげで、
体内年齢が10歳以上も若返ったのですが、
(タニタの体重計で測定)
その一方で、日焼けや紫外線(UV)でシミが増え、
肌年齢を老化させてしまいました。
10代であれば皮膚はすぐに再生するのでしょうが、
40代、50代と年を重ねるとそうはいかずシミが増えていくばかりです。
日焼け止めを塗って紫外線対策はしているつもりでしたが、
どうも夏だけ対策していても不十分なようです。
そこで、
紫外線量の推移を調べ、
紫外線が強い時期と時間帯を確認してみました。
この記事では、自転車乗りにとっての
日焼け紫外線防止の注意点と、
また、
日焼け紫外線対策としてフェイスマスクを紹介します。
この記事が、快適なライドのお役に立てれば幸いです。
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紫外線量の推移と対策が必要な時期
気象庁のホームページに紫外線に関する情報があります。
その情報の中から、
紫外線量の年間の月別推移をピックアップし、
紫外線対策が必要な時期を確認してみました。
紫外線が強い月は?(紫外線量の年間の月別推移)
このグラフは、
2016年の東京の月別の紫外線量を示しています。
最新の情報は気象庁のホームページを参照してください↓
→気象庁ホームページ_日最大UVインデックス(解析値)の年間推移グラフ
上のグラフの縦軸は「紫外線量」(UVインデックス(推定値)の平均値)、横軸は「月」を示しています。
他の地域の紫外線量も上記リンク先で確認できま(上のリンクをクリックしてグラフが表示されたら、グラフの上にある欄の都道府県名を変更してください)
このグラフを見ると、やはり
7月と8月の紫外線が強いですが、
5月と6月がこれほど強いとは驚きです。
他の月の紫外線量をみると、
4月と9月が4以上、
3月と10月でも3以上あります。
紫外線量のUVインデックスが3以上の場合は、
「できるだけ日差しを避けたほうがよい」
と環境省が示しています。
なので、
東京の紫外線対策が必要な期間は、
3月~10月となります。
桜が咲く3月~4月や、
新緑の爽やかな5月、
秋風がふく9月においては、
紫外線対策を忘れがちになるので気をつける必要があります。
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1日のうちで紫外線が強い時間帯は?
次に、1日のうちで
紫外線が強い時間帯を調べてみました。
このグラフは、
8月の東京の時間別の紫外線量を示しています。
縦軸は「紫外線量」(UVインデックス(推定値)の平均値)、横軸は「時間」を示しています。
最新の情報と他の月、他の地域については気象庁のホームページで分かりますが、相対的な傾向は同じです↓
→気象庁ホームページ_晴天時UVインデックスの時別累年平均値グラフ
このグラフ(8月の東京)を見ると、
9時~15時は、
UVインデックスが3以上なので、
しっかり紫外線防止をする必要があります。
既に10時で紫外線が強くなっているので注意です。
曇りの日は大丈夫?
曇りであれば、紫外線対策は必要ないと思いますよね。
ですが、気象庁のホームページには次の記載があります。
ほぼ全天を雲が覆っていても、薄曇りの場合は、快晴時の約8~9割のUVインデックスとなりますが、曇りの場合は、快晴時の約6割となります。さらに、雨が降っている場合には、快晴時の約3割まで減ります。これらの値は、天気を見て、紫外線の強さの度合いを見積もる上でおおよその目安になります。なお、雲の状態によっては、雲が比較的多くても日射しを受けていれば、快晴の場合よりも大きいUVインデックスとなることもあります。
出典: 気象庁ホームページ_雲と紫外線
快晴の場合よりも大きいUVインデックスとなることもあるので、くもりの日だからといって安心はできません。
ヒルクライムの山や峠では?
また、標高によっても紫外線量は違います。
私はヒルクライムや峠が好きなので、
標高の違いによる紫外線量をチェックしてみました。
ヒルクライムでは、
標高1000m近く又はそれ以上を登ります。
気象庁のホームページには、次のような記載がありました。
一般的に、UVインデックスは標高が1000m高くなると約10%増加するとされています。
山頂で大気が非常に澄んでいる場合などには、先に示した割合以上に紫外線は強くなることがあります。 高層気象台(つくば)で実施された夏季の乗鞍岳(2,772m)における紫外線観測では、 快晴時の場合、つくば(31m)にくらべ約40%紫外線が強くなりました。これは1,000mあたり約15%強くなることに換算されます(Ito et al., 2014)。 登山など標高の高い場所に出かける際には、紫外線対策を十分に行うようにしましょう。出典: 気象庁ホームページ_標高と紫外線
1000mで10%~15%も強くなるようなので、
ヒルクライムでは紫外線にいっそう注意が必要です。
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日焼けだけでなく「光老化」にも注意!
これまでの説明では、
日焼けの原因となる紫外線の「強さ」について説明してきました。
ですが、「強さ」だけでなく、
紫外線の「種類」にも注意する必要があります。
同じ紫外線といっても
光老化の原因となる紫外線があります。
以下のように、紫外線には、
光老化の原因となる「UV-A」と
日焼けの原因となる「UV-B」の2種類あります。
この2つの紫外線は、
波長が異なるため、皮膚に異なるダメージを与えます。
- UV-A(紫外線A波)
波長が長く、肌の奥まで届く。
光老化(シミ、シワ、たるみ)の原因になる。 - UV-B(紫外線B波)
波長が短く、肌の表面に影響する。
いわゆる日焼けを起こし、シミや皮膚がんの原因になる。
光老化を起こすUV-Aは、
波長が長くエネルギーが小さいので、
肌への影響が一見少ないです。
ですが、肌の奥まで到達し、
時間をかけて少しずつ肌に影響を与えます。
また、この光老化を起こすUV-Aは、
オゾン層や雲を通りぬけやすく、
地上に届く紫外線中の約95%を占めています。
なので、
日焼けしにくい季節でも
光老化を起こすUV-Aの量は多く、
光老化を防止するには、1年を通して紫外線対策が必要です。
(補足)
前に示したグラフでは、
紫外線量(縦軸)をUVインデックスで示しています。
このUVインデックスは、日焼けを起こす紫外線UV-B量を反映しますが、光老化を起こすUV-A量をほとんど反映していないでの注意してください。
UVインデックスは「人体(皮膚)への影響度を考慮した紫外線の強さを示す指標」ですが、波長の長いUV-A(光老化を起こす紫外線)は影響度が非常に小さいと見なされているためです。
UVインデックスの詳細は気象庁ホームページに説明があります。→UVインデックスをもとめるには
顔の紫外線防止にはフェイスマスク
紫外線対策といえば日焼け止めが一般的ですが、
すぐに汗で流れてしまい、
継続的に十分な効果が得られません。
走行中に塗りなおすこともできず、
また、停車する度に塗りなおすのもメンドウです。
私は、夏は日焼け止めを塗っていたのですが、塗り直しをすることもなく、
また、夏以外の紫外線が強い時期には塗らずにロングライドをしていたので顔に大きなシミができたようです。
私は、それ以降、日焼け紫外線対策としてフェイスマスクを使用しています↓
サンガードコンシャス 影美肌クールミニ
こんなマスクを使っています↓
(上が日焼け防止用フェイスマスク、下が使い捨てマスクです)
アマゾンのリンクです↓
→サンガードコンシャス 影美肌クールミニホワイト
グレーも使っています↓
→サンガードコンシャス 影美肌クールミニグレー
楽天へのリンクです↓
→「影美肌」送料無料!日焼け防止スポーツに最適UVカット日焼け防止用フェイスマスクミニタイプ
サングラスと一緒につけると、
見た目は怪しい感じになりますが、
息苦しくなく、夏でも蒸れにくいマスクです。
詳しくはこの記事に書いています↓
→息がしやすい夏の日焼け防止マスクをロードバイクに使ってみた!購入レビュー
日焼け紫外線防止用のフェイスマスクは他にもあります↓
パールイズミのUVフェイスカバー
見た目の怪しさ感がさらにアップしますがこんなフェイスカバーがあります↓
アマゾンへのリンクです↓
→パールイズミのUVフェイスカバー
楽天へのリンクです↓
→パールイズミ FA-3 UVフェイスカバー 2021年モデル 春夏 自転車 フェイスカバー
首回りをおおうタイプなので、
夏に使うと暑そうですが、春や5月、秋冬なら使えます。
夏用なので通気性が良いです。
その他に、値段は高いですが、
首元を覆わないスポーツマスクにはこういう製品もあります↓
ナルーマスクN0U(エヌゼロユー)
メッシュで息がしやすい日焼け防止マスクです↓
アマゾンへのリンクです↓
→NAROO MASK(ナルーマスク) N0U エヌゼロユー 呼吸のし易い3Dメッシュサンシェードマスク
楽天へのリンクです↓
→NAROO MASK N0U ナルーマスク エヌゼロユー スポーツマスク 夏用 UVカット アジャスター付き ゆうパケット発送 送料無料
ナルーマスクは種類が多いので、冷感タイプも発売されています↓
ナルーマスク F1s(NAROOMASK F1s)
接触冷感素材が使用された夏用スポーツマスクです。
前と後に
花粉や飛沫、ホコリを防ぐフィルター部と、
通気性のよいメッシュ部があり、
前後で使い分けできます。
アマゾンへのリンクです↓
→NAROO MASK (ナルーマスク)F1s 接触冷感素材の夏用スポーツマスク エチケットマスク
価格が安いのがいいなら、
通気性は低くなりますが、こんな夏用のマスクがあります↓
リベルタ(Liberta)の氷撃マスク
上記の日焼け防止マスク「影美肌」やナルーマスクより息苦しくなるかもしれませんが、
フリーズテック(FREEZE TECH)による冷感を重視したマスクです↓
アマゾンへのリンクです↓
→【2021年モデル】FREEZE TECH (フリーズテック) 氷撃 冷感マスク 夏用 洗えるマスク 消臭 UVカット
また、花粉の季節になれば、
各社の花粉対策用のスポーツマスクで紫外線対策をしてもよいです。
例えば、こんなマスクがあります↓
ナルーマスクX5s(NAROOMASK X5s)
ナルーマスクのスタンダードタイプ(X5s)です。
上記のF1sより価格を抑えたタイプです。
(F1sの方がフィルターの性能が上です)
前と後に
花粉を防げる目の細かいフィルター部と
目の粗いメッシュ部があり、
前後で使い分けることができます。
アマゾンへのリンクです↓
→NAROO MASK(ナルーマスク) X5s スポーツマスク フェイスマスク
フェイスマスクには、
いろいろなタイプがあるので、
紫外線対策を1年を通して行う際は、
季節に応じて使い分けると良いです。
どれをつけても
見た目は怪しくなりますが、日焼け止めを塗るより効果があります。
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おわりに
ロードバイクに乗り慣れるに従って、
一日の走行距離が
50km、100kmと伸びてロングライドができるようになります。
走行距離が伸びた分だけ、
上達を実感できてうれしいのですが、
その一方で、
紫外線を受ける時間も長くなります。
紫外線量が多い夏はもちろんですが、
他の時期でも長く紫外線をうけると、
シミができたり皮膚のトラブルが起きやすくなり、肌年齢も加速します。
実年齢をとるのは仕方ないですが、
女性だけでなく、
男性であっても見た目は若くありたいものです。
ロードバイクは高価なので、
ワックスやガラスコーティング、
保護フィルムで
フレームの塗膜のケアをされる方は多いと思います。
ですが、
気づいたら愛車はピカピカだけど、
自分の肌はシミ、シワだらけ、
とならないように、
夏だけでなく紫外線が強い時期はしっかり紫外線対策をしましょう!
この記事がお役に立てれば幸いです。
私が使っているフェイスマスクについてはこの記事に書いています↓
→息がしやすい夏の日焼け防止マスクをロードバイクに使ってみた!購入レビュー
日焼け紫外線対策をまとめてみたので参考にしてください↓
→ロードバイク乗りの日焼け紫外線防止の方法は?ロングライドに必須の対策とアイテムをまとめてみた
熱中症/暑さ対策の記事はこちらです↓
→ロードバイクの熱中症/暑さ対策をまとめてみた
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