ロードバイクのパンク対策は大丈夫ですか?
自転車と一緒に
タイヤレバーに予備チューブ、
携帯ポンプも買ったから大丈夫!
という方もいるかもしれませんね。
ですが、パンク修理は
ホイールを外さないとできません。
自分一人で外せるかどうか
あやしい方もいるかもしれないので、
ホイールの着脱方法のポイントをまとめてみました。
ホイールの着脱ができると、
パンク修理だけでなく、
自分でタイヤの交換ができたり、
輪行(自転車と鉄道を利用した旅)でもっと遠くへ行けるようになるので、
ぜひ覚えておきましょう!
「ホイールを外したことがない」という方にとっては、
難しそうに思えるかもしれませんが、
ポイントをつかめば意外と簡単ですよ。
タイヤをホイールにはめるのが不安な方はこの記事をどうぞ↓
→ロードバイクのタイヤをホイールへはめるコツ!
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ホイールの外し方のポイント!
あなたの自転車のブレーキのタイプは、
「リムブレーキ」(キャリパーブレーキ)ですか?
それとも「ディスクブレーキ」ですか?
どちらのブレーキのタイプであっても、
また、リムブレーキの場合は、さらに、
いずれにしても、
いきなりホイールを外そうとしても上手くホイールは外れません。
ホイールを外すためには、事前の準備が大切です↓
- リムブレーキを解除する
- 自転車をひっくり返す(ハンドルまわりとドリンクボトルに注意!)
- チェーンを一番小さいギアへ(後輪を外す場合)
- 自転車をひっくり返す(ハンドルまわりとドリンクボトルに注意!)
- チェーンを一番小さいギアへ(後輪を外す場合)
ディスクブレーキの場合は、ブレーキの解除が不要なのでホイールを外す手順が少ないです。
(ですが、次の動画でも説明があるようにディスクローターの取り扱いに注意が必要です)
以下に、
ホイールの着脱のポイントを解説しますが、
その前に、次の動画を見て全体のイメージをつかんでおいてください。
「ディクブレーキ」の動画と、
「リムブレーキ」の動画があるので、
自分の自転車と同じタイプのブレーキの動画を見てくださいね。
ホイールの着脱の動画
「ディスクブレーキ」の場合のホイール着脱の動画
動画の長さは16分と少し長いですが、
ディスクブレーキは取り扱いに注意が必要なので最後までしっかり見てくださいね。
「リムブレーキ(キャリパーブレーキ)」の場合のホイール着脱の動画
次の2つの動画の長さはそれぞれ2分半と短いので、どちらも見てくださいね。
リアホイール(後輪)の着脱の動画
最初はこんなにスムーズにできませんが慣れると簡単ですよ。
(慣れるほどパンクはしたくないと思いますが)
フロントホイール(前輪)の着脱の動画
フロントホイールの着脱はリアホイールに比べると簡単ですが、動画で確認しておきましょう。
ホイールの外し方の手順(ホイールを外す前にすること)
動画を見ていだだけましたか?
では、さっそくホイールの外し方の手順を解説します。
「リムブレーキ」(キャリパーブレーキ)の場合は、
まず「ホイールを外す前にブレーキの解除」が必要です。
一方、「ディスクブレーキ」の場合は、
リムブレーキの場合のような解除操作は不要ですので、ステップ(1)をとばして、
ステップ(2)の「自転車をひっくり返す」へすすんでください。
ステップ(1):ブレーキを解除する(リムブレーキの場合)
ブレーキを解除するために、
リムブレーキ(キャリパーブレーキ)のクイックリリースレバーを上げます。
(ホイールのクイックリリースレバーではないですよ)
リムブレーキのレバーの位置を下の写真に示しました。
ブレーキキャリパー(アーチ)の肩の部分についている小さなレバーです。
このレバーを上げると、
ホイール(のリム)とブレーキシューの隙間が広がります。
でないと、ブレーキシューにタイヤが引っかかってホイールが抜けません。
ステップ(2):自転車をひっくり返す(ディスクブレーキ車の場合はここから)
次に、自転車をひっくり返して逆さまにします。
(ディスクブレーキ車の場合は、ここから始めてください)
ハンドルの2つのブレーキレバーの
ブラケット部分(角の部分)と
サドルの3点で、
自転車を逆さまの状態で安定させることができます。
動画ではひっくり返さないで
ホイールを外していますが、
初心者の方は、ひっくり返すことをおすすめします。
ひっくり返さないでホイールを外そうとすると安定しないので、
慣れてないと
自転車を倒してしまったり、
ホイールを外した後に
ディレーラー(変速機)を地面にぶつけたり、
ディスクブレーキの場合は、
ディスクローターをフレームにぶつけて傷をつけたりするからです。
なお、
自転車をひっくり返す前には、
ハンドルまわりのライトやサイクルコンピューターを外してください。
また、ドリンクボトルのキャップが閉まっていることも確認してくださいね。
ステップ(3):チェーンを一番小さいギアへ(後輪を外す場合)
これで準備OKといいたいですが、
リアホイール(後輪)を外すときは、
前にも書いた通り、
その前に、もう一つすることがあります。
忘れずに以下の操作をしてくださいね。
チェーンを後輪のギア(スプロケット)の一番小さいギアに移動する。
自転車は逆さまの状態なので、
手でペダルを回しながら簡単にギアチェンジできます。
小さいギアにチェーンを移動させると
チェーンが緩む(張りが弱まる)のでホイールを外しやすくなります。
(補足)
動画では、
後(スプロケット)だけでなく、
前(クランク側)のギア(チェーンリング)も
小さいギアにチェーンをかけていますが、
前のギア(チェーンリング)については
大小どちらにかけていてもホイールは外せます。
私は、輪行では前のギアの外側の大きいギアに
チェーンをかけておきたいので、
その大きいギアにチェーンがある状態でホイールを外しています。
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ホイールを外す操作のポイント
以上の準備が完了したら、
ディスクブレーキの場合は、六角レンチ(アーレンキー)を用いて、
シャフト(棒状の軸:スルーアクスル)をホイールから抜き出しておきます。
(なお、ディスクブレーキの場合でも、リムブレーキと同様な「クイックリリースレバー」のタイプであれば、これを起こして解除します)
リムブレーキの場合は、
ホイールの固定を解除するための
「クイックリリースレバー」を起こして解除します。
この「クイックリリースレバー」は分かりますか?
下の写真のような、
ホイールの軸の端についているレバーです。
このレバーを起こすことでホイールの固定を解除できます。
(リムブレーキの場合:後輪のクイックリリースレバー)
(リムブレーキの場合:前輪のクイックリリースレバー)
リアホイール(後輪)を外す場合
リアホイール(後輪)を外す際、
リムブレーキの場合は
「クイックリリースレバー」を起こした後、
ディスクブレーキの場合は
「シャフト(スルーアクスル)」を抜き出した後、
ホイールをそのまま持ち上げると、簡単に外れます。
そのとき、
リアディレーラーを手で後側へ動かすと、よりスムーズに外せます。
(動画でもやってましたね)
なお、ディスクブレーキの場合は、
リアホイール(後輪)を外した後、忘れずに
キャリパーに「パッドスペーサ」を入れてくださいね。
フロントホイール(前輪)を外すのは簡単
フロントホイール(前輪)を外すのは、リアホイール(後輪)に比べて簡単です。
リムブレーキの場合は
「クイックリリースレバー」を起こした後、
ディスクブレーキの場合は
「シャフト(スルーアクスル)」を抜き出した後、
ホイールをそのまま持ち上げると、簡単に外れます。
ただし、
リムブレーキ車の場合は、
フロントホイールを外す前にすることがあります。
リムブレーキ車のフロントホイール(前輪)は、
クイックリリースレバーを起こすだけでは外れません。
フロントフォークの先端のツメ(突起)に引っかかるからです。
このツメに引っかからなくなるまで
クイックリリースのレバーとは反対側にあるナットを回します。
以上で、ホイールを外す手順は終了です。
ホイールを外す前の準備をしっかりやっておけば、
そのあとの、ホイールを外すのは簡単です。
なお、ディスクブレーキの場合は、
ホイールを外した後は、忘れずにキャリパーに「パッドスペーサ」を入れてくださいね。
ホイールの取り付け方(装着方法)
ホイールの取り付け(装着)は、
これまでの外す手順の逆を行います。
フロントホイール(前輪)の
取り付け(装着)は簡単ですが、
リアホイール(後輪)を
取り付ける際は次の2つのポイントに注意してください。
- 取り付ける前に、リアディレーラーのプーリー(変速機の歯車)が一番小さいギア側の位置にあるか確認する。
- 後輪のギア(スプロケット)の一番小さいギアをチェーンにはめる。
リアホイール(後輪)の取り付けは、上記のポイントに注意して次のように行います。
(1)まず、ポイント1の通り、
リアディレーラーの
プーリー(変速機の歯車)が
一番小さいギア側の位置にあるか確認します。
後輪を外したときのままであれば
確認は不要ですが、
リアディレーラ-を動かしていたときは
一番小さいギア側の位置へ戻してください↓
下の写真の位置はダメですよ↓
(2)次に、後輪のギア(スプロケット)を
チェーンの輪の中に入れ、
ポイント2の通り、
一番小さいギアをチェーンにはめて軽く押し込みます。
(3)ホイールの軸部分を溝の奥までしっかり入れたら、
【リムブレーキ車の場合】は、
クイックリリースレバーを倒します。
このとき、レバーとは反対側のナットを回して硬さを調整します。
最後に、ブレーキのクイックリリースレバーを戻します。
【ディスクブレーキの場合】は、
シャフト(スルーアクスル)を差し込み、
六角レンチ(アーレンキー)でシャフト(スルーアクスル)のネジを締めます。
なお、ホイールを取り付ける前に、パッドスペーサを外しておきます。
以上で、ホイールの取り付けの作業は終わりです。
最後のチェックを忘れずに
ホイールを取り付けた後は、
自転車に乗る前に次の2点をチェックしてください。
- ホイールを回してみて、
異音がしないか - ブレーキレバーを握ってみて、
いつも通りの握り具合か(あそびが大きくないか)
【リムブレーキの場合】
異音がする時は、
リムとブレーキシューの隙間が左右で異なっています。
ホイールがまっすぐに入っていないので、
しっかり溝の奥まで入れてください。
ブレーキの握りが軽い(あそびが大きい)ときは、通常、
ブレーキのクイックリリースレバーを
戻し忘れているので、元に戻しましょう。
【ディスクブレーキの場合】
異音がしたり、ブレーキの握り具合に不具合がある時は、
動画でも言っていた通り、ショップへ行ってください。
特に初心者の方や、機械いじりが苦手な方なら、迷わずショップへ直行してください。
(あれこれ自分の判断でいじって、トラブルを大きくすることにもなりかねないからです)
ショップに行ったら、メカニックの方に原因を必ず聞いてください。
原因を聞けば、次からは気をつけるので問題なくホイールの着脱ができるようになるはずです。
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おわりに
パンクをすると、
あわてたり、あせったり、
平常心ではなくなります。
パンクを修理する前に
ホイールが外れない!
なんてことがないように、
これまでのポイントを思い出して
落ち着いて対処してくださいね。
忘れっぽい方は、
小さな紙にポイントをメモして、
タイヤレバーや予備チューブと一緒に
サドルバックやツールボトルに入れておくといいですよ。
スマホを持っていれば
ホイールの着脱のポイントを入力しておきましょう。
パンクは忘れたころに突然やってきます。
パンク対策とともに
ホイールの外し方と取り付け方をしっかり身につけておきましょう!
タイヤをホイールにはめるのが不安な方はコチラの記事をどうぞ↓
→ロードバイクのタイヤをホイールへはめるコツ!
パンク修理の全体の手順はこちらの記事に書いてます↓
→ロードバイクのパンク修理のポイント解説!チューブの交換編
パンクをしないことが何よりなのでこの記事もよんでくださいね↓
→ロードバイクのパンク防止の方法は?初心者に伝えたい5つのポイント!
携帯ポンプは、初心者の方やロングライドするなら、少し大きくても空気を入れやすいものが良いです。
小型の電動ポンプも良いですが、バッテリーが切れたら途方にくれますよ↓
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