始めてのロードバイクでサイクリングやツーリングは楽しいですよね。

自転車に乗るだけで楽しかった子供の頃を思い出します。

 

ですが、
突然パンクはやってきます!

楽しかった一日になるはずが、
そのとたん、ツイてない一日になります。

わたしは、
初めて買ったロードバイクの納車後、
最初のツーリングでパンクしました。

楽しくて日没まで走っていたのですが
その帰り道でパンクし、
外灯の下で四苦八苦しながら
パンク修理をした思い出があります。

そこで、
このような思い出を二度と作らないために、
この記事では、基本的なパンク防止のポイントをまとめてみました。

 

近頃は自転車保険にもロードサービスがあり、
「24時間いつでも駆けつけてくれるから大丈夫!」
なんていう方もいるかもしれません。

ですが、何よりも
パンクをしないことが一番です。

この記事で書いたパンク防止のポイントは、
簡単にできることなので、ぜひ実践してみてください。

かなりのパンクのリスクを減らせますよ。

 

それでもパンクした時のために、この記事を読んで準備しておくと安心です↓
ロードバイクのパンク修理の方法は?チューブ交換の手順をポイント解説

 

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パンク防止の5つのポイント

パンク防止のためのポイントを
「走行前」、
「走行中」、
「走行後」の観点から、
以下の5つにまとめました。

    <走行前のポイント↓>

  1. 走行前に「推奨空気圧」までしっかり空気を入れる。
  2. 少し太めのタイヤにする。
  3. パンクに強いタイヤにする。
  4. <走行中のポイント↓>

  5. 車道では左端に寄りすぎない
  6. <走行後のポイント↓>

  7. 走行後にタイヤの状態をチェックする

以下に順に説明します。

【ポイント1】走行前に「推奨空気圧」までしっかり空気を入れる

ロードバイクのタイヤは
細くてパンクしやすいので、
しっかり空気を入れて走ることが大切です。

圧力計(ゲージ)の付いた空気入れ
(ゲージ付きフロアポンプ)
は買ってありますよね。

空気を入れるときは、次の2点を守ってください。

  1. 走行前(走る当日)に空気を入れる。
  2. タイヤの推奨空気圧までしっかり空気を入れる。

以下に順に説明します。

「走行前」(走る当日)に空気を入れる

ママチャリのときのように、
「先月空気を入れたから大丈夫!」
ということはありません。

パンクをしていなくても
毎日、空気は少しずつ抜けていきます。

なので、
走る当日に空気を入れてください。

前日でもいいですが
その場合は少し高めの空気圧にしておくと安心です。

週に何度も乗る方や、毎日乗る方は、
その度に空気を入れるはメンドウですよね。

その場合は、
あらかじめ圧力計(ゲージ)で
空気がどのくらい抜けるのかを確認して、
それを目安に「何日おきに空気を入れるか」を決めておくとよいです。

タイヤの「推奨空気圧」までしっかり入れる

「タイヤを指で押して硬いから大丈夫!」
ということはありません。

ロードバイクのタイヤには、
「推奨空気圧」が設定されています。

通常7~8バール(bar)(7~8気圧(atm))です。

ママチャリより非常に高い圧力なので
圧力計(ゲージ)を見ながらしっかり入れてください。

なお、
小型の携帯ポンプはおすすめしません
空気を入れるのが大変なので、
そのうちメンドウになって
上記の2点(「走行前」に入れること、「推奨空気圧」まで入れること)が守れなくなります。

なので、空気が入れやすい圧力計付きフロアポンプを買いましょう。

 

タイヤの推奨空気圧は、
タイヤのサイズや種類、メーカーによって違うので
必ず確認してくださいね。
(タイヤの側面に表示されています)

例えば、
コンチネンタルグランプリ「4000sII」の推奨空気圧は次の通りです。

  • サイズ23C:7.5~8.5bar(110~120PSI)
  • サイズ25C:6.5~8.5bar(95~120PSI)

「23C」と「25C」は
タイヤの幅を示し、数字が大きい方が太いです。

このように
タイヤの幅が少し違うだけで、
推奨空気圧が異なっているので注意
してください。

太めの25Cの場合は、
6.5bar(95PSI)以上にする必要があります。

ですが、私は体重が70kg以上と重い上に、
大型のサドルバックをつけることもあるので、
7bar(約100PSI)以上の少し高めの空気圧にしています。

体重が重い方や荷物を積む方は少し高めにしておくと安心ですよ。

空気圧が低いとパンクのリスクが高くなる

空気圧を低めにすると、
振動が少なくなり「乗り心地が良く」なるメリットがあります。

ですが、
空気圧が低すぎるとパンクしやすくなります。

空気圧が低いと、
タイヤが変形しやすいので、
路面の段差や凹凸を乗り越えるときチューブに穴が開きやすくなります。

タイヤの内側のチューブが
硬い地面にぶつかったタイヤとホイールのリムとの間に強く挟まれ、
その挟まれた衝撃でチューブに穴があきます。
(これを「リム打ちパンク」といいます)

特に、
車道から歩道に上がるときは、
リム打ちパンクをしやすいのでゆっくり段差を越えてください。

路面に設置されている反射材の突起(チャッターバー等)にも注意です。

ちなみに、
私は、道路がY字に分岐する箇所の反射材の突起でフロントホイールが浮き上がったことがあります。
空気をしっかり入れていたのでパンクはしなかったのですが、
落車していたらと思うとぞっとします。
(フロントフォークのカーボンコラムが損傷していないか気になるくらいの衝撃でした)

 

このように、
「空気圧が不足」すると
「パンクのリスクが高まる」ので、
推奨空気圧までしっかり空気を入れて走りましょう。

 


 

ご参考までに、
圧力計(ゲージ)付きフロアポンプをまだ買ってなければ、
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空気をしっかり入れることができるのはもちろん、
軽くて、ホースも長くて、何より価格が安いです↓

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【ポイント2】タイヤは少し太めにする

ロードバイクのタイヤがパンクしやすいのは、
見て分かる通り、細いからです。

タイヤが細くても
しっかり空気を入れていればパンクしにくいのですが、
細いタイヤは、どうしても空気量が少なく、ゴムの厚みも薄めになります。

なので、パンク防止の点では、
空気量が多くゴムの厚みも十分にある太めのタイヤがよいです。

「リムブレーキ」のロードバイクの場合、
通常「23C」のタイヤが装着されているので、
「25C」の少し太めのタイヤに交換するとよいです。

なお、「28C」は、
太すぎて装着できないことがほとんどなので注意してください。

 

「ディスクブレーキ」のロードバイクの場合は、
通常、最初から太めのタイヤがついています。

ですが、念のため確認してみてください。
25C以上であれば問題ないです。
(通常25C~35Cのタイヤが装着されているはずです)

 

太めのタイヤであれば、
タイヤ内の空気量が増え、
リム打ちパンクをしにくくなります。

振動吸収性が良くなるメリットも得られます。

太いタイヤの欠点として、
「重くなる」とか、
「空気抵抗が大きくなる」とか
「転がり抵抗が大きくなる」とか
言われていますが、初心者は気にしなくてもよいです。

ただ、重すぎるタイヤは、
せっかくのロードバイクの軽快さが損なわれるので、
重すぎないタイヤを選んでください。
(あとで紹介するタイヤがおすすめです)

【ポイント3】パンクに強いタイヤにする

入門用ロードバイクには、通常、
価格を抑えるため
安価なタイヤが装着されています。

安いタイヤはそれなりの性能なので耐パンク性もよくありません。

なので、お金はかかりますが、
パンクに強いタイヤに交換すると良いです。

装着できるタイヤの太さには上限があるので、
同じ太さでも耐パンク性の高いタイヤを選んでください。

軽量なレーシングタイヤも気になると思いますが、
特にロングライドをするときは、
耐パンク性を優先してくださいね。

 

なお、タイヤだけでなく、
チューブにも軽量な製品がありますが、
初心者のうちは、
通常の「ブチルチューブ」を使用しましょう。
(安くても耐パンク性と耐久性が十分にあり、チューブの交換もしやすいです)

 

パンクに強いタイヤを選ぶときは、
タイヤの重さに注意してください。

耐パンク性に優れていても、重すぎるとロードバイクのせっかくの軽快さが損なわれるからです。

以下に3つのタイヤを紹介しておきます。
その他にも良いタイヤはたくさんありますが、この3つタイヤを基準に検討してみてください。

コンチネンタル グランプリ5000

このタイヤは値段が高いレーシングタイヤですが、ロングライドで安心感があります。

ちなみに、私は旧タイプの4000s、4000sIIから使い続けていますが、
コンチネンタルに交換してこの記事のパンク対策をしてからはパンクしていません。

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(なお、旧タイプの「4000S II」も在庫があれば、値段が下がっているのでおすすめです)

コンチネンタル ゲータースキン

このタイヤは、コンチネンタルグランプリ5000より少し重くて硬いですが、
サイドカットに強いタイヤです↓

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パナレーサー グラベルキング

ロングライドや未舗装路(グラベル)用のパンクに強いタイヤです。
補強材をタイヤ全面に装備しサイドカットに強く、重量増も抑えられています。
サイズもいろいろあり、トレッドパターンも2種類あります。

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【ポイント4】車道では左端に寄りすぎない

ロードバイクでは
基本的に車道の左側を走りますが、
左端に寄りすぎないようにしましょう。

車道の端には、
異物が落ちていることが多く
パンクのリスクが高くなります。

白線があるときは、
白線から少し車道よりを走ります。

とはいっても、後ろから追い越してくる車がこわいですよね。

ですが、
車道の左端(白線から歩道側)ばかり走ると、
パンクのリスクが高くなります。

その上、
アスファルトの継ぎ目側溝のフタの穴にハンドルをとられたり、
ガードレールが突然張り出していたり、
白線上にポールが立っていたりと危険です。

(ガードレールの張り出しに接触して落車した仲間がいます。後から来た自動車にひかれていたらと思うとぞっとします)

また、
白線の内側(歩道側)を走っていると、
後ろから来た自動車が徐行しないでスレスレで追い越すことあります。

なので、
白線から少し車道よりを走行してみてください。

すると、後方の車は徐行しながら間隔を開けて追い越しをしてくれますよ。
(たまにクラクションを鳴らされることもありますが、スレスレで追い越されてヒヤっとするよりは良いです)

【ポイント5】走行後にはタイヤの状態をチェック(次の走行のために)

走行後には、以下の2点をチェックしてください。

できれば、タイヤを水拭きしてからチェックすると良いです。

  1. タイヤに「傷」「異物」はないか。
  2. タイヤの「摩耗」はどの程度か。

タイヤの傷や異物は
パンクの原因になるので、
異物があれば取り除き、
大きな傷があるときはタイヤを交換します。

新品のタイヤに交換したばかりでも
大きな傷が見つかったときは安全のために交換してください。

また、
タイヤが摩耗するとパンクしやすくなるので
早めに交換しましょう。

ロードバイクのタイヤは高価なので、
もう少し使えるからと交換が遅くれがちになります。

ちなみに、
一緒に走っている仲間がパンクしたことがあるのですが、23cの軽量な高級レーシングタイヤですり減ったものでした。
(本人いわく「もう少し使ってから交換しようと思っていた」と言いながら、汗だくでチューブを交換していたのを思い出します)

なので、
いつでも新品のタイヤを買えるように予算をとっておきましょう。

 

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まとめ

これまでに説明したパンク防止のポイントを
以下にもう一度書いておきます。

  1. 走行前「推奨空気圧」までしっかり空気を入れる。
  2. 少し太めのタイヤにする。
  3. パンクに強いタイヤにする。
  4. 車道では左端に寄りすぎない
  5. 走行後にタイヤの状態をチェックする。

以上のパンク防止のポイントは
初心者でも簡単に行うことができます。

特に、
1の走行前の空気圧の管理と、
5の走行後のタイヤの状態のチェック
すぐにできることなので、実践してくださいね。

 

できれば、お金はかかりますが、
ロードバイクに少し乗りなれた頃に、
少し太めパンクに強いタイヤに交換してください。

タイヤは消耗品なので早めに交換したと思えばよいです。

 

パンクの防止対策をしておけば、
安心して遠くまで行けるので、
ロードバイクがますます楽しくなりますよ。

 


 

パンクをしないのが何よりですが、自分一人でパンク修理ができればもうパンクはこわくないです↓
ロードバイクのパンク修理の方法は?チューブ交換の手順をポイント解説

 

タイヤをはめるのが大変な方はコチラの記事をどうぞ↓
ロードバイクのタイヤをホイールへはめるコツ!

 

ホイールを外さないとパンク修理ができないので、この記事も併せて読んでおくと良いです↓
ホイールの着脱方法のポイント解説

 

携帯ポンプは、ロードバイクには必需品です。
初心者の方やロングライドなら少し大きくても空気を入れやすいものがよいです↓
トピークミニモーフの購入レビュー

 


 

 

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最後に、
記事内でも紹介したパンクに強いタイヤをもう一度載せておきます↓

 

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