ロードバイクでロングライドをすると
トンネルに出会うことがよくあります。
峠道や林道などの山道のルートだけでなく、
海沿いにも
街中にもトンネルはあります。
通常のテールライトは、
手が届かない後部につけていると、
走りながらスイッチは押せません。
自転車を降りてスイッチを入れればよいのですが、
面倒なので、ついテールライトを点灯しないでトンネルに入ってしまいます。
トンネル内では
車線の左端に寄ろうとしても、
白線の内側は路面の荒れや段差があり、異物も落ちていて白線より左端へ寄れません。
後方から自動車のエンジン音が反響して爆音となって迫ってくる度に、
点灯してないけど大丈夫か?!
と、びくびくしながら走ることになります。
(それなら点灯しとけば、といわれそうですが)
そんなとき、
自動点灯(点滅)式のテールライトなら安心です。
暗くなると自動で点灯(点滅)するので、
トンネル手前でわざわざ止まってスイッチを入れなくても、そのまま安心してトンネルに入って行けます。
この記事では、
私が持っている自動点灯(点滅)式のテールライトを含め、いくつか商品を紹介します。
この記事がロードバイクやクロスバイクの安全な走行にお役に立てれば幸いです。
テールライトのルールについても書いてみたので、念のため確認しておいてください↓
→自転車のテールライトは点滅でいい?
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自動点灯式のテールライトにはどんな製品がある?
私は、次のキャットアイ(CAT EYE)とクロップス(Crops)の2つの製品をもっています。
(付け替えが面倒なので2つになりました)
いずれもUSB充電式で、小型かつ軽量なのでロードバイクに最適です。
USB式の小型で軽量な自動点灯式テールライト
キャットアイ(CAT EYE)ラピッドマイクロオート(TL-AU620-R)
アマゾンへのリンクです↓
→キャットアイ(CAT EYE) セーフティライト RAPID micro AUTO TL-AU620-R ライト 自転車
楽天へのリンクです↓
→キャットアイ TL-AU620-R RAPID micro AUTO ラピッドマイクロオート リアライト セーフティライト CATEYE 軽量 自動点灯 自動消灯 bebike
本体の重さは21gととても軽く、
点灯が約6時間、オルタネイト(交互点灯)が約24時間、ラピッドが約35時間です。
私は、オルタネイト(交互点灯)のモードで使用しています。
横向きに装着すると、左右のLEDが交互に点滅するので、後方のドライバーの注意を引きやすいです。
クロップス(Crops)テールライトEZ500mu
アマゾンへのリンクです↓
→crops(クロップス) 5LED テールライト オートセンサー・USB充電式 【EZ500mu】 ブラック YD-4670
枠が赤色(スケルトン)のタイプもあります↓
→crops(クロップス) 5LED テールライト オートセンサー・USB充電式 【EZ500mu】 レッド YD-4671
楽天へのリンクです↓
→クロップス EZ500mu SPORTS ブラック 自転車 ライト リアライト
当時は、キャットアイのラピッドマイクロオートが発売されていなかったこともあり、私はこの製品の旧型(EZ400mu)を先に購入しました。
現在モデルチェンジされ、型番が「EZ500mu」となり、黒色のタイプと赤色のタイプがあります。
USB充電式で、本体のみで22gと軽くて、小型なのでロードバイクに最適です。
自動なのは「点灯」ではなく「点滅」です。
点灯は5.5時間、点滅1が15時間、点滅2が30時間です。
点滅には、5つのLEDが同時に点滅するモードと、1つづつ順に点滅するモードがあります。
感度は良好で、トンネルの入り口で絶妙なタイミングで点滅します(自分では分かりにくいので、仲間に確認してもらいました)。
ちなみに旧型は
どうも個体差があるようで、その仲間が買った製品は、トンネルに入って少ししてから点滅します。
センサー部分に少し透明度の低い透明テープを貼って点滅のタイミングを調整してもよいですが、いっそのこと、黒いテープを貼って走行中は常時点滅でも良いかもしれません。
点滅時間が十分に長く、停車して振動がなくなると自動でオフになるので、日帰りツーリングなら電池切れの心配はありません。
バッテリー残量の表示機能もあり、残量が5段階で分かります。
一方、
キャットアイのラピッドマイクロオートにもバッテリー残量の表示機能ありますが、
電池残量が少なくなるとスイッチが点滅し、その後は1時間だけ点滅が持続します。
電池式の自動点灯式テールライト
電池式は、電池の重さやサイズの分だけ重くなり大きくなります。
ですが、連続使用時間が長く、
走行中に電池切れになっても予備の電池やコンビニで電池を買えば使えるので安心です。
電池式の自動点灯式リアライトは、キャットアイに次の製品があります。
キャットアイ(CAT EYE) テールライト オムニ3 オート(OMNI3 AUTO)
電池式の自動点灯式のリアライトでは最も安いモデルです↓
自動のみで手動にできないのが残念です。
アマゾンへのリンクです↓
→キャットアイ(CAT EYE) テールライト OMNI3 AUTO 36mm x 75mm x 21.9mm TL-AU135-R ライト 自転車
楽天へのリンクです↓
→キャットアイ (CATEYE) TL-AU135 オムニ3 オート セーフティライト 自転車 ライト (4990173032990)
明るさと振動を感知して自動で点灯します。
単4電池2本を使用するタイプです。
点灯が約100時間、点滅が約200時間、ラピッド点滅が約350時間です(ラピッドは点滅の発光パターンの一種です)。
キャットアイ(CAT EYE) テールライト ラピッド3 オート(RAPID3 AUTO)
この製品は、電池式なのに小型で軽いです。
生産終了になりましたが通販で売っていました↓(2022年1月現在)
アマゾンへのリンクです↓
→キャットアイ(CAT EYE) セーフティライト RAPID3 AUTO TL-AU630 リア用 TL-AU630-R ライト 自転車セット
明るさと振動を感知して自動で点灯します。
単3電池1本を使用するタイプで、
小型(本体と電池で44g)なのが良いです。
点灯が約3時間、点滅が約80時間、ラピッドが約20時間です(ラピッドは点滅の発光パターンの一種です)。
キャットアイ(CAT EYE) テールライト リフレックスオート(TL-LD570-R)
もっと目立つのが良ければ、電池式のこの製品が定番です↓
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→キャットアイ(CAT EYE) セーフティライト リフレックスオート 自動点灯消灯リフレクター TL-LD570R ライト 自転車
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→キャットアイ TL-LD570-R リフレックスオート LEDライト リア用 (4990173022526)自転車 ライト CATEYE bebike
ロードバイクには大きすぎるかもしれませんが、
重さや見た目を気にしなければコストパフォーマンスが良いです。
JIS規格をクリアーしたリフレクター(反射板)の機能もあり、
しかもワイドアングルなので消灯時の安全も確保しています。
単4形乾電池を2本使用するタイプです。
点灯が 約30時間、点滅が約100時間、ラピットモードが 約60時間です・
その他に、ロングライフモード( 約120時間)とパルスモード(約30時間)があります。
リモート式のテールライトもある
自動点灯式は便利ですが、手元でオン/オフできるともっといいですよね。
なので、リモート式(ANT+対応)のテールライトも発売されています↓
(トレックの公式サイトへのリンクです)
→Bontrager Flare RT Rear Bike Light
昼間点灯用のテールライトですが、
別売りのスイッチをハンドルに取り付けると、手元でオン/オフが可能になります↓
(トレックの公式サイトへのリンクです)
→Bontrager Transmitr Micro Wireless Remote
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後方のドライバーにとって前方の自転車は減速状態
自転車(ロードバイクやクロスバイク)のスピードは自動車に比べて遅いので、
ドライバーが前方に自転車を発見したとき、
その状態は前方の自動車がブレーキをかけているのと同じ状態です。
ですが自転車にはブレーキランプがないので、
ドライバーが自転車に気づくのが遅れたらとても危険です。
なので、サイクリストは、
少しでも早く後方のドライバーに気づいてもらわなければいけません。
前の記事でも書きましたが、
自転車の事故において、
後方からの追突事故は突出して致死率が高い
という報告があります(イタルダ・インフォメーション、No.88, 2011,April, (財)交通事故総合分析センター)。
また、アメリカにおいても、
アメリカ国内の自転車の死亡事故の40%が、後方から追突されるものだった
という報告があります(Every Bicyclist Counts、アメリカ自転車連盟、2014年5月)。
自転車の追突事故においては、
後方の自動車はスピードが出ていることが多いため死亡事故になりやすいといわれています。
私は神奈川県に住んでいますが、お気に入りのコースの1つに三浦半島巡りがあります。
特に三浦海岸から時計回りに県道215号で城ヶ島までのルートは、海と田園風景を見ながら気持ちよく走ることができます。
途中にチョットした坂が2カ所ありますが、それを乗り越えれば、城ヶ島や三崎ではマグロ料理がおいしく、グルメライドも楽しめます。
ですが、残念なことに、
2015年の4月に、このルートの途中にあるトンネル内で自転車の死亡事故がありました。後方からトラックが衝突したようです。
昼間のライドでもトンネルの中はとても危険なので、後方への十分なアピールが必要です。
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おわりに
後方からの追突は、
自分では避けようがなく、
自動車のドライバーに気づいてもらうしかありません。
そのためには、
後方のドライバーへのアピールが大切なので、
テールライトの点灯(点滅)はとても効果的です。
サイクリストの走行中の意識について、
「走行中、自分は視認されている」
と過信しているという研究報告もあります。
トンネルの中はもちろんですが、
つい帰りが遅くなって薄暗い夕方や夜道を走ることになったりすることもあるので、
「自分は大丈夫」と思わないで、
後方からの追突を防ぐために、テールライトを装備しておきましょう。
この記事が、ロードバイクやクロスバイクの安全な走行にお役に立てれば幸いです。
テールライト(リアライト)のルールについてはこちらの記事をどうぞ↓
→自転車のテールライトは点滅でいい?
フロントライトのルールについても書いてみました↓
→自転車のフロントライトは明るさに注意!点滅は無灯火?
自転車の交差点でのルールも確認しておいてくださいね↓
→自転車で交差点の渡り方は?車道のルールと注意点!
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