ロードバイクのビンディングは
初心者なら
SPDタイプがおすすめです。
着脱しやく、
何より歩けるのがいいです。
中上級者でも
ツーリングや輪行で使う方も多いです。
ですが、SPDは
ロードバイク専用のSPD-SLに比べて
重いとか、
パワーの伝達に劣るとか言われています。
なので、
SPDペダルとシューズを選ぶ時は
このようなデメリットが
できるだけ小さいものを選びたいですよね。
そこで、この記事では、
SPDのなかでも、
軽くて
パワーの伝達効率も劣らない
SPDペダルとシューズを選んでみました。
また、
SPDタイプのビンディングについて
ペダルとシューズを選ぶ時のポイントをお伝えします。
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軽いSPDペダルとシューズ
今回選んだ
SPDペダルとシューズなら、
競技用のSPD-SLと比較しても
重さはそれほどかわりません。
また、
ペダルの踏み面が大きいので
パワーの伝達効率も十分です。
以下にペダル、シューズの順で説明しますね。
ロードバイク用の軽いSPDペダル
シマノ製SPDペダル中で
ロードバイクに使うなら
軽くて踏み面の広いこの製品がよいです↓
アマゾンへのリンクです↓
→シマノ片面SPDペダルPD-A600
残念ながらシマノの2019年のカタログには無くなっています。
代わりに、さらに軽くなったモデルが発売されています↓
アマゾンへのリンクです↓
→シマノ(SHIMANO) SPDロードツーリングペダル PD-ES600
楽天へのリンクです↓
→シマノ PD-ES600 SPDペダル SHIMANO ULTEGRA アルテグラ R8000 ペダル SM-SH51クリート付属 ビンディングペダル ULTEGRA アルテグラ R8000シリーズ
このSPDペダルの重さはカタログ値で
旧型のPD-A600が
286g(左右の合計)
新型のPD-ES600が
279g(左右の合計)です。
といわれてもよく分からないと思うので
SPD-SLと比較してみると、
シマノ105のSPD-SLペダル(PD-R7000)が
265gなのでその差は20g程度しかありません。
アマゾンへのリンクです↓
→シマノ(SHIMANO) PD-R7000 EPDR7000
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→シマノ PD-R7000 SPD-SL EPDR7000 R7000 ペダル SHIMANO 105 ロードバイク ビンディングペダル
シマノ「105」は
「デュラエース」、「アルテグラ」に次ぐ競技用グレードです。
このようにSPDペダルでも競技用のSPD-SL並みに軽いものがあります。
(もっと軽いのもありますが後で紹介します)
踏み面のあるSPDペダル
一般にSPDのデメリットとして
ペダルとシューズの接続が
SPD-SLが面なのに対して
SPDが点なので
パワーの伝達効率が低いと言われています。
ですが、
シマノSPDペダルPD-A600(とPD-ES600)なら大丈夫です。
踏み面が広く、すなわち、
シューズの底面と接触する部分が大きいので
十分なパワーの伝達効率が得られます。
ただ、
このSPDペダルPD-A600(とPD-ES600)は
他のSPDペダルと比べて
値段が高いのがデメリットです。
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SPDとSPD-SLの比較動画
接続が点とか面とかいわれても
分かりにくいと思うので
1分ほどの動画をのせておきました。
SPD-SLは
クリートもペダルの踏み面も大きく
一方、SPDは
クリートがとても小さいことが分かります。
この動画内のSPDペダルは、
踏み面となるケージ(枠の部分)があるのですが、
ケージがないペダルの場合は
接続部がとても小さくなります。
接続部が「点」と言われる理由です。
ちなみに、
SPDはスプリングを弱く設定すると
動画で見た感じより軽く外せますよ。
SPDのシューズにも軽いのはある?
一般にSPDシューズも
SPD-SLシューズに比べて重いと言われています。
SPDシューズの底面には
厚いゴムや硬い樹脂のブロックがあり
その分だけ重くなります。
歩くときに
クリートが地面にあたらないように、
また、滑らないようにするために必要な構造です。
ですが、
このSPDシューズなら軽いです↓
アマゾンへのリンクです↓
→シマノSPDシューズRT4
重さはシマノのカタログ値で
287gです(サイズ42の片方の重さ)。
残念ながらシマノの2019年のカタログには無くなっています。
代わりに、
さらに軽くなった2020モデルRX8が発売されています↓
楽天へのリンクです↓
→SHIMANO(シマノ) 2020年モデル RX8 SPDペダル用SPDビンディングシューズ 限定モデル SH-RX800[クリップレス][マウンテンバイク用]
重さはシマノのカタログ値で
265gです(サイズ42の片方の重さ)。
一方、
シマノのSPD-SLシューズの重さは
価格帯が1~2万円のモデル(2019年カタログ)で
250~265g(サイズ42の片方の重さ)です。
SPDシューズの2020モデルRX8とは
0~15gしか違いません。
ちなみに
シマノの希望小売価格が4万円を超える
SPD-SLシューズRC9の重さは243g(サイズ42の片方の重さ)です。
アマゾンへのリンクです↓
→シマノSPD-SLビンディングシューズRC9
楽天へのリンクです↓
→SHIMANO (シマノ) RC9 ブラック サイズ42(26.5cm) ビンディングシューズ
このように、
SPDタイプでも軽いものを選べば
SPD-SLに対してそれほど重さに違いはありません。
ただ、
さきほど紹介した軽いSPDシューズRT-4は
ヒモ止めなので
走行中にしめつけが調整できないので不便です。
ラチェット式や、ベルクロ式、
ダイヤル式の方が
走行中にも調整できるので便利です。
2020モデルRX8ならその点は大丈夫です↓
なお、足の幅が広い方は
購入前に、実際にはいてみることをおすすめします。
フィジークにも軽いSPDシューズがあります。
サイズ42.5で282g
軽くてダイヤル式です↓
アマゾンへのリンクです↓
→フィジークSPDシューズ TERRA X5
楽天へのリンクです↓
→【送料無料】【FIZIK】(フィジーク)TERRA X5 <ブラック/ブラック> MTBシューズ【MTBシューズ】【自転車 ウェア】spdシューズ
片面タイプよりキャッチしやすい両面ビンディングペダル
先ほどの軽いSPDペダルPD-A600とPD-ES600は
片面のみビンディングです↓
(シマノSPDペダルPD-ES600)
なので
反対側の面ではシューズを固定できません。
SPD-SLも片面のみビンディングです。
片面のみがビンディングだと、
反対面のビンディングが無い面を踏むことがあり、
いわゆるキャッチミスをします。
うまくなれば問題ないのですが
私は今でもキャッチミスすることがあります。
例えば
信号が多い市街地を走るときは
何度もビンディングを着脱する機会があるので
キャッチミスをすることがあり、イラっとします。
上手な仲間と走るときはスタートダッシュで出遅れます。
そこで、SPDペダルには、
両面にビンディングがあるタイプがあります。
両面タイプなら
どちらの面でもキャッチできるのでストレスフリーです。
シマノには、
こんな両面タイプのSPDペダルがあります↓
アマゾンへのリンクです↓
→シマノSPDペダルPD-M530
楽天へのリンクです↓
→シマノ(SHIMANO) ペダル PD-M530 SPDペダル ブラック
ケージ(ビンディングを囲むワクの部分)が無いタイプもあります↓
アマゾンへのリンクです↓
→シマノSPDペダルPD-M520
楽天へのリンクです↓
→シマノ PD-M520-S シルバー shimano SPDペダル EPDM520S 左右セット ペダル
ですが、どちらも重いので
軽いのがいいなら、このペダルがいいです↓
アマゾンへのリンクです↓
→クランクブラザースのエッグピーター1
楽天へのリンクです↓
→【特急】クランクブラザーズ エッグビーター1 シルバー ペダル
両面どころか4面でキャッチできます。
(クリートはシマノと違います)
重さは次の通り、
シマノの軽量な片面SPDペダルPD-A600(286g)や
片面SPDペダルPD-ES600(279g)とほぼ同じ重さです。
- エッグピーター1:290g
- エッグピーター2:285g
- エッグピーター3:280g
(クランクブラザーズのホームページより)
もっと軽いのがいいならチタン製があります↓
アマゾンへのリンクです↓
→クランクブラザーズのエッグピーター11
楽天へのリンクです↓
→【特急】クランクブラザーズ エッグビーター11 ペダル
数値を見てもピントこないと思うので
SPD-SLのペダルと比較してみると、
シマノの最高グレードのSPD-SLペダル
「デュラエースPD-R9100」(228g)より軽いです。
ただ、エッグピーター11はとんでもなく高価で
色もゴールドのみです↓
(クランクブラザーズのエッグピーター11)
SPDビンディング選びのポイント
このようにSPDペダルには
片面タイプと両面タイプがあります。
また、
ケージ付きのタイプと↓
ケージ無しのタイプがあります↓
先ほどの4面のエッグピーターもケージがついていません。
「片面と両面」、
「ケージ付きとケージ無し」、
どれがいいのか選ぶ時のポイントを次に説明します。
片面タイプと両面タイプのどっちがいい?
片面タイプのSPDペダルは軽いです。
ビンディングが片面側にしかないので
両側にある両面タイプより軽くなります。
先ほど紹介した
シマノSPDペダルPD-A600とPD-ES600も片面タイプなので軽いです↓
(シマノSPDペダルPD-ES600)
また、
後でSPD-SLを使いたくなった時
同じ片面タイプなのでキャッチの仕方も似ています。
なので、片面タイプのSPDペダルは、
SPD-SLへスムーズに移行できるメリットがあります。
一方、
両面タイプのSPDペダルは、
どちらの面でもキャッチできるメリットがあります。
ビンディングの無い側の面を間違えて踏むことはありません。
ただ、シマノの両面SPDペダルは少し重いです。
軽いのがいいなら
先ほどの4面キャッチできるエッグピーターがよいです↓
(クランクブラザーズのエッグピーター1)
ペダルのケージの有無とシューズ選びのポイント
SPDペダルのケージは、
ビンディングを保護する役割があるのですが、
その分だけ重くなります。
オフロードを走る
マウンテンバイクには
ケージはあった方がよいですが、
ロードバイクには、
頻繁に転倒(落車)したり、
ペダルをぶつけたりしないのなら必要性は低いです。
ただ、
ケージの有無は踏み面に関係するので
シューズを選ぶ時に注意が必要です。
一般に
SPDシューズには、
ソール剛性が高いものと低いものがあります。
ソール剛性が低いほど歩きやすくなります。
ですが、
ケージが無いSPDペダルに
ソール剛性の低いシューズを組み合わせると
シューズの底が変形して
パワーの伝達効率が低くなります。
なので、
ペダルの踏み面となるケージの有無と
シューズのソール剛性に気を付けてください。
また、ケージがあっても
シューズに接触しないタイプや
踏み面が小さい場合も注意が必要です。
例えば、ケージのついていない
シマノSPDペダルPD-M520や
エッグピーターには
ソール剛性が高いシューズを組み合わせるとよいです。
シマノのホーム-ページによれば
ソール剛性「9」以上のシューズには
ケージ無しのSPDペダルをすすめています。
一方、
ソール剛性が「5」程度のシューズには
ケージ付きのSPDペダルをすすめています。
ちなみに、先ほど紹介した
軽いシマノSPDシューズRT-4の
ソール剛性は「5」で低めなのでケージ付きのペダルが適しています。
(シマノSPDシューズRT-4)
一方、シマノ2020年モデルの
SPDシューズRX8の剛性は「10」と高いので、
ケージ付きのSPDペダルでもケージ無しのペダルでもOKです↓
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→SHIMANO(シマノ) 2020年モデル RX8 SPDペダル用SPDビンディングシューズ 限定モデル SH-RX800[クリップレス][マウンテンバイク用]
ソ-ル剛性の高いSPDシューズ
ケージ(踏み面)無しの
両面SPDペダルがいいなら、
先ほど説明したように
ソール剛性の高いSPDシューズと組み合わせるとよいです。
シマノのソール剛性の高いSPDシューズにはこんなのがあります↓
アマゾンへのリンクです↓
→シマノSPDシューズXC9
楽天へのリンクです↓
→シマノ XC9(SH-XC901) ブラック ノーマルタイプ SPD シューズ BOA
ただ、
このSPDシューズは剛性は高いですが、
値段も高く、重量も330g(サイズ42)なので少し重いです。
軽いのがいいなら、
先ほど紹介したシマノの2020モデルのRX8は剛性も高くて軽いです↓
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→SHIMANO(シマノ) 2020年モデル RX8 SPDペダル用SPDビンディングシューズ 限定モデル SH-RX800[クリップレス][マウンテンバイク用]
フィジークにも軽くて剛性が高いSPDシューズがあります。
(値段は高いですが)↓
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→フィジーク X1 INFINITO
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→(送料無料)fizik フィジーク SHOES MTB マウンテンバイク用シューズ X1 INFINITO ブラック/ブラック
重さは294g(サイズ42.5)で
ソールは剛性の高いカーボン製です。
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まとめ
これまで説明したように、
SPDタイプのビンディングでも
SPD-SLに劣らず軽いペダルとシューズがあります。
また、
ケージ(踏み面)の有無と
ソール剛性に注意して
ペダルとシューズを組み合わせれば
十分なパワーの伝達効率が得られます。
なので、SPDタイプでもSPD-SLに劣らず軽快に走行できます。
ロングライドやツーリングの途中で
ロードバイクから降りて普通に歩きたいならSPDです。
輪行をする時も歩きやすいSPDがよいです。
軽いSPDペダルとシューズを選んで
走りも歩きも軽快にしてみませんか。
この記事がSPDペダルとシューズ選びのお役に立てれば幸いです。
SPDとSPD-SLのどちらかにするか迷っていたらこの記事をどうぞ↓
→ペダルはSPDとSPD-SLのどっちがいい?
ロードバイクのウェアの記事もどうぞ↓
→ロードバイクの服装は?初心者もレーパンじゃなきゃダメ?
冬用のウェアはこちらの記事です↓
→ロードバイクのウェアは高いので冬は重ね着で節約してみた
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