ジャージに
半袖と長袖があるように、
グローブには
指先が無い半指(指切り)タイプと、
指先を覆う長指タイプがあります。

寒くなってくると
長指タイプに替えるのですが、

ロードバイクは運動量が多いので
すぐに体(からだ)が温まり、手も温かくなり、
グローブの中が蒸れてきます。

薄手のグローブであっても手が汗ばんできて湿って不快になります。

 

ウェアであれば、
首もとのファスナーを下げて
外気を入れれば良いのですが、
グローブではそうはいきません。

グローブを外し、
しばらくして再びはめると
中は湿って冷たくなっています。

競技者であれば我慢するのでしょうが、
私のような週末ホビーサイクリストは、
少しでも快適に走りたいものです。

 

という訳で、この記事では、
秋から冬へ(冬から春へ)の
季節の変わり目における
グローブの蒸れ対策について書いてみます。

お役に立てれば幸いです。

 

真冬のグローブについてはこちらの記事をどうぞ↓
冬用グローブの選び方!5℃を基準に使い分け

 

 

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半指グローブと作業用手袋を重ねる

私がとった蒸れ対策は
次の2つのグローブの組み合わせです。

  • 半指(指切り)グローブ
  • 長指の作業用手袋

薄手で通気性の良い作業用手袋をはめて、
その上から半指グローブをはめます。

なーんだ、
と言う声が聞こえてきますが、
作業用手袋でも良いものがあるので
しっかり蒸れを防いでくれて防寒性もあります。

グローブの蒸れ対策1
(指先にも滑り止めがついています)

 

グローブの蒸れ対策2
(見た目も悪くないです)

 

本格的な冬になる前の時期であれば
防寒性も十分です。

 

気温の目安ですが、
最低気温が5℃より高く
日中10℃前後の日ならOKです。

 

逆に、この環境で
通常の長指グローブを使うと蒸れます。

作業用手袋を選ぶ時のポイント

蒸れ対策の作業用手袋を選ぶ時のポイントは次の3つです。

  1. 生地が薄手
  2. 適度な通気性
  3. 指先に滑り止め

この3つを備えた作業用手袋として
私が買った商品は、
勝星産業(株)の「キャッチライナー」
C-400(極薄タイプ)です。

近所のワークマンで当時
税込み158円で買いました。

 

アマゾンでも売っています(10組のセットです)↓
勝星産業 キャッチライナー M 1双袋入り 10双セット C-400

 

楽天にもありました↓
カチボシ C-400 キャッチライナー 【1双】 手の平強力グリップでしっかりつかめる薄手のスベリ止め手袋です。 作業手袋 スベリ止め手袋

 

グローブの蒸れ対策3

 

この作業用手袋の素材は、
ナイロンウーリーです。
(滑り止めは塩化ビニール製)

この素材はナイロンなので強く、
その一方で伸縮性があり、
肌触りが良いです。
(ストッキングや水着などによく使われている素材です)

 

200円もしない作業用手袋ですが、
手のひらが蒸れから解放されました。

自転車用の長指グローブは薄手でも蒸れやすい

自転車用の長指グローブには
薄手の15℃対応品があります。

パールイズミには「8200」と「8300」の2つのタイプがあります↓
(2021年のホームページでは「8200」のみになっています)

アマゾンへの画像リンクです(8200)↓

(スーパーサーマ フリース グローブ 8200 15℃対応)

アマゾンへのリンクです(8200)↓
パールイズミの15℃対応スーパーサーマ フリース グローブ8200

 

楽天へのリンクです(8300の女性用です)↓
【送料無料】 PEARL IZUMI パールイズミ グローブ レディース ウィンターライト グローブ W8300 フルフィンガーグローブ 手袋 サイクルウェア ロードバイクウェア

 

ですが、
薄手のグローブであっても
通気性が低いグローブは蒸れます

ロードバイクは運動量が多いので、
すぐに体(からだ)が温まり手も温かくなります。

なので、薄手であっても通気性が低ければ、
グローブの中はすぐに蒸れてきます。

 

夏用の長指グローブは使えるけど

一方、通気性の良い長指グローブもあります。
例えば、パールイズミの
「UVフルフィンガーグローブ」
という日焼け防止用の長指グローブです↓

アマゾンへのリンクです↓
パールイズミのUVフルフィンガーグローブ

 

楽天へのリンクです↓
パールイズミ 28 UV フルフィンガー グローブ 2019年モデル 秋冬 自転車 グローブ ロンググローブ (NEW)

 

長指タイプですが、
手のひらのメッシュ生地により
「蒸れを防ぎ、涼しくて快適」と商品説明にあります。

蒸れ対策に良さそうな製品ですが、
税込みで5000円以上もします。

 

このような高価なグローブを買う前に
数百円の「作業用手袋」と「半指グローブ」の組み合わせを試してみるとよいですよ。

 

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グローブの蒸れ対策(グローブ選び)のポイント

以下にグローブの蒸れ対策(グローブ選び)のポイントをまとめておきます。

  1. 防寒性だけでなく「通気性」が大切!
  2. 装着性と操作性に注意!
  3. 価格(安価な代替品をさがしてみる)
  4. メンテナンス性(洗濯)

以下に順に説明します。

1)防寒性だけでなく「通気性」が大切!

通常の冬用グローブは、
防寒性(防風性)を高めるため、
「通気性」が低くなるように作られています。

なので、蒸れやすいです。

ロードバイクでは運動量が多いので、
最初は寒くてもそのうち体(からだ)が温まり
手も温かくなって汗ばんできます。

手が温かくなってからは、
防寒とは逆に
熱を外に出さなければ
グローブの中が蒸れてしまいます。

なので、
「通気性」が大切になります。

ですが、
通気性がありすぎると手が冷たくなります。

通気性と防寒性(防風性)のバランスが大切です。

 

この記事で紹介した作業用手袋は
通気性があるので蒸れを防止できます。

手のひらの部分は、
春夏用の半指グローブを重ねているので
熱がこもりにくく、
ハンドルの振動も防止できます。

防寒性については、
秋から冬(冬から春)への
季節の変わり目の時期に限れば十分です。

2)グローブの装着性と、ブレーキ及びシフトレバーの操作性

2つめのポイントは装着性と操作性です。

先ほど紹介した作業用手袋は、
一般の作業用手袋と違って
生地が薄いので、
半指グローブを上からスムーズにはめることができます。

グローブをはめた後も、握りはそれほど硬くなりません

また、滑り止めが付いているので
ブレーキやシフトレバーの操作性は良好です。

サイクルコンピュータの小さなスイッチも指先で押せます。

(参考1)パールイズミのインナーグローブはインナーとしてしか使えない

ちなみに、
「インナーグローブ」(パールイズミ製)の上から
半指グローブをはめて使ってみましたが、
通気性が良すぎて防寒性が低く、
何より、滑り止めがないので、
レバー操作で指先が滑り、操作しにくかったです。

インナーグローブは長指グローブと組み合わせましょう。

(参考2)汗冷え防止に優れたインナーグローブ

ご参考までに、
とても値段が高いですが、
汗冷え防止に優れたこんなインナーグローブがあります↓

(アマゾンへの画像リンクです↓)

アマゾンへのリンクです↓
finetrack(ファイントラック) パワーメッシュインナーグローブ FAU0201

 

楽天へのリンクです↓
【ネコポス送料無料!】ファイントラックパワーメッシュインナーグローブ

ファイントラック(finetrack)の
パワーメッシュインナーグローブは、
「保温性」よりも「撥水性」に特化した製品なのでサラサラです。

 

お金に余裕がある方は、
気温と運動強度に応じて
メッシュ生地の夏用の長指グローブ、又は
薄手の15℃対応の長指グローブと組み合わせるとよいです。

3)価格/自転車用品は高いので代替品を検討してみる

3つ目のポイントは価格です。

私が蒸れ対策で買った作業用手袋は
数百円です。

一方、
自転車用の長指グローブは
薄手のタイプでも、
大手メーカーのものなら
4~5千円はします。

薄手のタイプのグローブであれば
「蒸れない」ようにも思いますが、

先ほども説明したように
通常、長指グローブは通気性が低いので
グローブの中が蒸れやすくなります。
(特にハイペースで走る方や普段から手汗が多い方)

 

この記事で紹介した
半指グローブ+作業用手袋であれば
通気性がよいので蒸れを防げます。

防寒性の点で
使える時期は限定されますが、
コストパフォーマンスは良いです。

作業用手袋は数百円で買うことができ、
半指グローブは
既に持っているものを使えばよいです。

4)メンテナンス性(洗濯)

最後の4つ目のポイントはメンテナンス性です。

汗をかいたら、グローブを洗う必要があります。

ですが、
長指グローブは乾きにくいので、
つい、洗わないで放置してしまいます。
(不衛生ですよね)

長指グローブは値段も高いので
洗濯のためにいくつも予備の買い置きなんてできません。

その点、作業用手袋なら、
安いので買い置きもでき、
洗濯しても直ぐ乾くので、
毎回、洗濯したものを気持ちよく使えます。

また、
内側の作業用手袋だけ洗えば、
外側の半指グローブの洗濯回数を少なくでき、
洗濯の手間を減らせ、洗濯による傷みも減らせます。

 

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おわりに

この記事で紹介した蒸れ対策は、
わずか数百円で、
これまで使っていた半指グローブを
長指グローブとして使うことができます。

真冬になったら使えませんが、
それまでなら防寒性も適度にあり、
操作性や装着性を損なわずに、
蒸れを抑えて
手のひらを快適にできます。

 

長指グローブの蒸れが気になる方は、
数百円で一度試してみてはどうでしょうか。

この記事がお役に立てれば幸いです。

 

 

本格的な冬用の長指グローブについてはこちらの記事をどうぞ↓
冬用グローブの選び方!5℃を基準に使い分け

 

足が冷たいならこちらの記事をどうぞ↓
シューズカバーで足の防寒対策!気温別にまとめてみた

顔も冷たいならこの記事もみてください↓
顔が冷たい!防寒用フェイスマスクはどれがいい?

 

冬用ウェアについて節約の点からまとめてみました↓
ロードバイクの冬用ウェアは高いので重ね着で節約してみた

 

 

 

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