前回は、
初めてのクロスバイク選びとして
トレックジャイアント
5万円前後のエントリーモデルを比較してみました。

トレックFX1とジャイアントエスケープR3を比較してみた

今回は、
7万円台のミドルグレードを比較してみます。

タイトルにある通り、
トレックFX3(税込み79,000円)と
ジャイアントエスケープRX2(税込み79,920円)の比較です。

(なお、トレックFX3は、
まだ2017年の6月だというのに
2018年モデルが発売されます。
価格は税込み75,600円(税別70,000円)と値下がりします)

クロスバイクを
スポーツとして楽しむなら、
また、ロングライドもしてみたいなら、
この価格帯からです。

大手自転車メーカーの
ミドルグレードのモデルは、
どのようなクロスバイクなのか、
比較しながらまとめてみました。

ちなみに、
私はトレックFX3につながる
2009年型の7.5FXに乗っていますが、
ジャイアントは持っていません。
なので、前の記事と同様、
主にスペックの比較になりますが、
ご検討の際にお役に立てれば幸いです。


なお、
ご参考までに、トレックFX3は
2018年モデルが発売されるので、
2017年モデルは旧モデル扱いで値下がりします。
2018年モデルは価格も下がって
クランクがシマノ製になりますが、
ワイヤーが下位モデルと同じ外出しになります。

なので、
2017年モデルの方が見た目がいいし、
何より値段が、おそらく
2018年モデルより安くなるので、
サイズと好みの色の在庫があれば
2017年モデルの方がよいかもです。


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フレームセット/どちらもカーボンフォーク

フレームセットの素材

トレックFX3も
ジャイアントエスケープRX2も
フレーム本体はアルミ製
フロントフォークはカーボン製です。

カーボンは軽量な上、
振動を軽減できるので乗り心地が良く
ロングライドで疲れにくくなります。

10万円台のロードバイクでも、
アルミフレーム+カーボンフォークの
フレームセットが一般的です。

トレックFX3と
ジャイアントエスケープRXも
7万円台でありながら、
ロードバイクと同じように
アルミフレーム+カーボンフォークの
フレームセットです。

また、
このフレームセットは上位モデルと同じものです。

トレックの上位モデルのFX S4は
税込み11万5千円もしますが、
フレームセットはFX3と同じです。

同様に
ジャイアントの上位モデルの
エスケープRX1は、
税込み10万8千円ですが、
フレームセットはエスケープRX2と共通です。

なので、
乗り慣れた頃、
不満なパーツや傷んだパーツから
順に交換していけば、いずれ
10万円以上の上位モデルと
同等レベルまでグレードアップできます。


一方、
下位モデルのフレームセットは、
価格を下げるために、
フロントフォークが金属製です。

具体的には、
トレックFX1、FX2が
鉄(ハイテン)製
ジャイアントエスケープ「R3」が
鉄(クロモリ)製
ジャイアントエスケープ「RX3」が
アルミ製です。

なお、
トレックFX2の2018年モデルの
フロントフォークはアルミ製になりました。

鉄は丈夫ですが、重いです。
アルミは軽いですが、
振動吸収性と強度が鉄よりも劣ります。

街乗りなら差は小さいのですが、
走行距離が長いロングライドでは
フレームセットの材質の影響が大きくなります。


パーツは後でも交換できますが、
フレームセットは
そういうわけにいかないので、

購入前に
フレームセットの材質を確認しましょう!
(特にフロントフォークに注意です)


ちなみに、
トレックFX3もエスケープRX2も
ワイヤーはフレームに内蔵されています。
なのでワイヤーが痛みにくく、
見た目もスッキリしています。

なお、
トレックFX3の2018年モデルのワイヤーは外出しになりました。

フレームのカラー

2017年型のフレームのカラーは、
トレックFX3が、
黒、白、青、赤
一方、エスケープRX2は、
黒と黄しかありません。

白、青、赤がよいなら、
トレックFX3を選ぶことになります。

(トレックFX3の2018年モデルは、
黒、白、緑、赤で、
青が無くなり緑が加わりました)

なお、トレックを選ぶときは、
フレームの規格に注意が必要です。
後でホイールの項において説明します。

見た目で選んではダメ

ちなみに、
ジャイアントの下位モデルの
エスケープ「RX3」には、
黒、白、青、赤があります。

前回のエントリーモデルの記事では、
好みの色も大切と書きましたが、
このクラスでは
見た目だけで選んではいけません。

前にも書いた通り、
エスケープ「RX3」の
フロントフォークはアルミ製です。
(「R3」ではないですよ。「RX3」なので注意してください)

高級なママチャリとして
街乗りだけに使うなら
何もいいませんが、

そうでなければ、
少し色が気に入らなくても、
カーボンフォークの
エスケープ「RX2」
にした方が良いです。

それに
下位モデルのエスケープ「RX3」は
値段も安くないです(税込み約6万9千円)。

どうしてもジャイアントが良くて
色で決めるなら、
フロントフォークがクロモリ製の
エスケープ「R3」
が良いです。

クロモリの方がアルミより
振動吸収性がよく、強度、耐久性に優れます。

また、
2017年モデルのエスケープ「R3」には
オレンジ、緑、黒、白、青があり、
重量はRX3とそれほど違いがなく
(R3は10.7kg、RX3は10.4kg)、

値段も安いです。
(R3は税込み5万4千円、RX3は約6万9千円)

パーツのグレードは低いですが、
乗り慣れた頃に順に交換すればよいです。

ジャイアントエスケープR3とトレックFX1の比較

重量

トレックFX3とエスケープRX2は、
このようにフレームセットがどちらも
軽量なアルミフレームと
カーボンフォークなので、
全体の重量も軽いです。

トレックFX3が
サイズ20(適応身長174~187cm)で
10.91kgです。

エスケープRX2が、
サイズ465mm(Sサイズ)で
10.3kgです。

ややエスケープRX2が軽いですが、
トレックのフレームサイズが大きく
タイヤも太いので
これらを差し引くとほぼ同じ重さといえます。

10kgを切るクロスバイクは
かなり軽いといえるので、
10kg台であればどちらも軽いクロスバイクといえます。


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パーツ(部品)の比較

変速機(ディレーラー)とギア比

ロングライドをすると、
いくつも坂道に出会います。

なので、
変速機とギア比はとても大切です。

トレックFX3と
ジャイアントエスケープRX2は
どちらもシマノ製の
マウンテンバイク(MTB)用の変速機がついています。

リア(後)は、
トレックFX3が
9速(歯数11-34)で
シマノ製アリビオ(ALIVIO)

エスケープRX2が
9速(歯数11-32)で
シマノ製アルタス(ALTUS)です。

フロント(前)は、
トレックFX3が
3段(歯数48/36/26)で
シマノ製アセラ(ACERA)

エスケープRX2が
3段(歯数48/36/26)で
シマノ製アルタス(ALTUS)です。

シフターは、
トレックFX3が
シマノ製 ST-EF65, 9 speed
エスケープRX2が
シマノ製 ALTUS 9 speedです。

どちらも
親指と人差し指で操作するレバー式(トリガータイプ)です。

シマノの変速機のグレードは、
ターニー<アルタス<アセラ<アリビオの順で良くなるので、

トレックFX3の方が、
少しグレードの高い変速機
を使っています。


ギア比をみると、
フロントの歯数が同じなので、

リアに34Tがある
トレックFX3の方が坂道でより軽くこげます。

最も軽いギア比は、
トレックFX3が前26/後34
エスケープRX2が前26/後32です。


まとめると、
トレックFX3もエスケープRX2も
フロントが3段(トリプル)、
リアが9速で同じ
ですが、

トレックFX3の方が
変速機のグレードが高く、
ギア比もワイドレシオ
です。

が、トレックFX3は
シフターのグレードが低いです。

シフトチェンジは
ブレーキ同様、頻繁に操作するので、
上位グレードのアリビオに交換するとよいです。

ちなみに、
私が乗っている2009年型7.5FXには
旧モデルですが
アリビオよりさらに上位グレードの
ディオーレ(DEORE)のコンポがついています。
カチカチっと気持ちよいくらいシフトがきまります。

値段は高くなりますが、
グレードが高いほど操作性の向上を実感できます。

ブレーキ

前後のブレーキはどちらも
マウンテンバイク(MTB)用の
Vブレーキです。

トレックFX3はテクトロ製で、
エスケープRX2はシマノ製アリビオです。

トレックFX3のブレーキはシマノ製ではありません。

なので、
乗り慣れた頃に
シマノのミドルグレードの
ディオーレ(DEORE)に交換すると良いです。

効きとメンテナンス性が格段にアップします。

SHIMANO(シマノ) Vブレーキ DEORE フロント用 ブラック

SHIMANO(シマノ) Vブレーキ DEORE リア用 ブラック

(ブラックの他にシルバーがあります)

ハンドル&グリップ、シートポスト/振動対策

トレックFX3と
ジャイアントエスケープRX2は、
どちらも
振動吸収性の良いカーボンフォークを装着しています。

が、さらに、
振動軽減のための工夫がされています。

トレックFX3は
「Iso-Zone」ハンドル&グリップ、
エスケープRX2は
「D-FUSE」シートポスト(シートピラー)です。

トレックのIso-Zoneハンドル&グリップ

トレックのハンドルバーには、
柔らかい衝撃吸収材が埋め込まれ、
その上に
平たいエルゴ形状のグリップが装着されています。

柔らかい衝撃吸収材が振動を軽減し、
平たい形状が手のひらへの負荷を分散してくれます。
握らなくても
手のひらを置くという感じ
リラックスしてハンドル操作ができます。

別売りですが、
バーエンドをハンドルの両端につけると良いです。

走行中に
ハンドルの持ち方を変えられる
ので
ロングライドでの疲労が軽減されます。


一方、
ジャイアントのエスケープRX2は、
コチラのバーエンド付きのグリップに交換すると良いです。
衝撃吸収材はついていませんが、
ロングライドが楽しくなりますよ。

ERGON(エルゴン)GP2 グリップ

ERGON(エルゴン)GP3 グリップ

エンドバーの長さが
GP2は短め、GP3が長めです。
それぞれ握りが細いSサイズと
太めのLサイズがあります。
また、シフターの種類に応じて
グリップの長さに2タイプがあります。

ジャイアントのシートポストD-FUSE Composite

ジャイアントのエスケープRX2の
シートポストは、
「D-FUSE Composite」といい、
振動吸収のための工夫がされています。

このシートポストは、
文字通り、断面がD型の形状、
すなわち、
シートポストの後側が平たくなっているので、
前後にしなりやすくなっています。

このしなりによって、路面からの振動を軽減することができます。


ちなみに、
トレックFX3には、
このような機能はありませんが、
上位モデルのFX S5とFX S6には、
シートポストをつけるシートチューブ部分が
振動を吸収するISOSPEEDという構造になっています。

シートチューブ部分もハンドル&グリップも
両方で振動吸収を求めるなら、
とても高価ですが、
トレックFX S5かFX S6を検討すると良いです。

トレックのクロスバイクのトップグレードFX S5とFX S6


ジャイアントが良ければ、
Iso-Zoneハンドル&グリップはトレックで売っているので、
エスケープRX2に取り付ければ、
ハンドルもシートポストも振動対策はばっちりです。


カーボンフォークに加えて、
Iso-Zoneハンドル&グリップと、
バーエンド、
そして、シートポスト部分が
D-FUSEかISOSPEEDであれば、
どこまでも遠くへ行けそうです。

タイヤとホイール

タイヤとホイールについては、
このクラスのクロスバイクでは、
どちらが良いとか悪いとか
最初はそれほど気にしなくてもよいです。

が、
購入後の交換のこともあるので
規格の違いを書いてみます。

タイヤの太さ

トレックFX3のタイヤの太さは
32C(幅32mm)
ジャイアントエスケープRX2は
28C(幅28mm)です。

タイヤは消耗品なので
寿命がきたときに
違う太さのタイヤを試してみるとよいです。

タイヤが細い
走りが軽快になりますが、
空気圧を高くする必要があるので
路面が悪いと振動をひろいやすいです。

また空気圧を高くしないと
リム打ちパンクをしやすいので
空気をこまめにいれて
空気圧の管理をしっかりする必要があります。

一方、
タイヤが太いと、
空気量が多いので
空気圧を低めに設定でき、結果、
タイヤが振動を吸収しやすくなるので
乗り心地が良くなります。

空気圧の管理も
それほど神経質にならなくてもよいです。

が、タイヤが太いと重いです。


私は、
25C、28C、32C、35Cを
試したのですが、
バランスのよい32Cに落ち着きました。


ちなみに、
チューブのバルブは
どちらも仏式(ロードバイクと同じ)です。

ホイールの互換性

トレックFX3と
ジャイアントエスケープRX2は
同じクロスバイクでもフレームの規格が違います。

違う部分は
エンド幅(後輪の取り付け部の幅)です。

トレックFX3は
MTB規格の135mm
ジャイアントエスケープRX2は
ロードバイクと同じ130mmです。

なので、
トレックFX3には、
ロードバイク用のホイールが装着できません!

クロスバイク用のホイールは種類が少ないです。

一方、ジャイアントは、
エスケープRX2に限らず、
他のモデルも
ロードバイクと同じ130mmなので
数あるロードバイク用ホイールから選べます。

ホイールが変われば走りが変わり、
見た目もよくなります。
(お金がかかりますが)

なので、
クロスバイクを
ロードバイク並みのスペックに
アップグレードを考えている方は
ジャイアントエスケープ又は
エンド幅130mmのクロスバイクをおすすめします。


ちなみに、私は、
旧モデルのトレック7.5FXを買った後に
エンド幅のことを知ってショックでした。
が、
ホイールの交換をしたくなった頃には
ロードバイクを買っていました。

その後、ロードバイク用の
軽量ホイールを買ったので
クロスバイクのエンド幅は気にならなくなりました。
(7.5FXには安価なホイールをつけてます)

おわりに

あれこれ書きましたが、
結論としては、

トレックFX3と
ジャイアントエスケープRX2の
どちらを選らんでもよいです。

ただし、
フレームのエンド幅には注意してくださいね。

とっても、
ホイールを交換したくなる頃には
私のように
ロードバイクが欲しくなっているかもしれません。

なので、
今から気にしなくてもよいかもです。

また、
パーツのスペックについても
お金はかかりますが、
後から好きなものに交換できるので
それほど気にしなくてもいいです。


が、一つだけ、
フレームセットの材質には注意してくださいね!

色や見た目も大切ですが、
また1~2万円も惜しいですが、

クロスバイクをスポーツとして
またロングライドも楽しみたいなら、
フレームセットの材質のグレードを落とさないでくださいね。


それと
もうひとつ、
クロスバイク選びも大切ですが、
それ以上に、
ショップ選びも大切です。

どのクロスバイクにするかよりも
どのショップにするかの方が重要
かもしれません。

お住まいの近くに
トレックショップや
ジャイアントショップ、
ロードバイクと一緒にクロスバイクも扱っているショップを探してみてください。

自分に合ったクロスバイクはもちろん
腕のいい店長さんや
何でも相談に乗ってくれる店員さん、
そして
一緒に走る仲間と出会えるかもしれませんよ。


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ティアグラ仕様のトレックFX S4!FX3との違い

トレックFX3と下位モデルのFX2との違いについてはコチラです↓
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いっそ一番安いトレックFX1を買って、乗り慣れた頃にロードバイクを買うのもありです↓
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