この記事では、
トレックとジャイアントの
7万円台(税抜き)のクロスバイクを比較してみます。

タイトルにある通り、
トレックFX3(税抜き70,000円)と
ジャイアントエスケープRX2(税抜き76,000円)の比較です。

クロスバイクを
スポーツとして楽しむなら、
また、ロングライドもしてみたいなら、
この価格帯からです。

大手自転車メーカーの
ミドルグレードのモデルは、
どのようなクロスバイクなのか、
比較しながらまとめてみました。

ちなみに、
私はトレックFX3につながる
2009年型の7.5FXに乗っていますが、
ジャイアントは持っていません。
主にスペックの比較になりますが、
ご検討の際にお役に立てれば幸いです。


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フレームセット/どちらもカーボンフォーク

フレームセットの素材

トレックFX3も
ジャイアントエスケープRX2も
フレーム本体はアルミ製
フロントフォークはカーボン製です。

カーボンは軽量な上、
振動を軽減できるので乗り心地が良く
ロングライドで疲れにくくなります。

10万円台のロードバイクでも、
アルミフレーム+カーボンフォークの
フレームセットが一般的です。

トレックFX3と
ジャイアントエスケープRX2も
7万円台でありながら、
ロードバイクと同じように
アルミフレーム+カーボンフォークの
フレームセットです。

また、
トレックの上位モデルのFX S4は
税抜き11万6千円もしますが、
アルミフレーム+カーボンフォークです。

同様に
ジャイアントの上位モデルの
エスケープRX1は、
税抜き10万円ですが、
フレームセットはエスケープRX2と共通です。

なので、
トレックFX3も
ジャイアントエスケープRX2も
基本的な乗り味は上位モデルと同じです。

ブレーキや変速機等の
パーツは上位モデルと違いますが、
乗り込んだ頃に、
不満なパーツや傷んだパーツから
順に交換していけば、いずれ
上位モデルと同等レベルまでグレードアップできます。


一方、
下位モデルのフレームセットは、
価格を下げるために、
フロントフォークが金属製です。

具体的には、
トレックFX1が
鉄(ハイテン)製
ジャイアントエスケープ「R3」が
鉄(クロモリ)製
トレックFX2と
ジャイアントエスケープ「RX3」が
アルミ製です。

鉄は丈夫ですが、重いです。
アルミは軽いですが、振動吸収性が劣ります。

街乗りなら差は小さいのですが、
走行距離が長いロングライドでは
フレームセットの材質の影響が大きくなります。


パーツは後でも交換できますが、
フレームセットは
そういうわけにいかないので、

購入前に
フレームセットの材質を確認しましょう。

特にフロントフォークに注意です。


ちなみに、
エスケープRX2のワイヤーはフレームに内蔵されています。

なのでワイヤーが痛みにくく、
見た目もスッキリしています。

一方、
トレックFX3の2018年モデルはワイヤーが外出しになりました。

フレームのカラー

2018年型のフレームのカラーは、
トレックFX3が、
黒、白、緑、赤
一方、エスケープRX2は、
黒とオレンジしかありません。

白、緑、赤がよいなら、
トレックFX3を選ぶことになります。


なお、トレックを選ぶときは、
フレームの規格に注意が必要です。
後でホイールの項において説明します。

見た目で選んではダメ

ちなみに、
ジャイアントエスケープRX2の
下位モデルのエスケープRX3には、
黒、白、青、緑があります。

前回のエントリーモデルの記事では、
好みの色も大切と書きましたが、
このクラスでは
見た目だけで選んではいけません。

前にも書いた通り、
エスケープRX3の
フロントフォークはアルミ製です。
(「R3」ではないですよ。「RX3」なので注意してください)

高級なママチャリとして
街乗りだけに使うなら
何もいいませんが、

そうでなければ、
少し色が気に入らなくても、
カーボンフォークの
エスケープRX2
にした方が良いです。

それに
下位モデルのエスケープRX3は
値段も安くないです(税抜き6万5千円)。

トレックFX3とは5千円しか違いません。


どうしてもジャイアントが良くて
色で決めるなら、
フロントフォークがクロモリ製の
エスケープ「R3」を検討するとよいです。

クロモリの方がアルミより
振動吸収性がよく、強度、耐久性に優れます。

また、
2018年モデルのエスケープ「R3」には
緑はありませんが、
黒、白、青のほかに赤と、
マットライム(つや消しの黄色)があります。

重量もRX3とそれほど違いがなく
(R3は10.7kg、RX3は10.4kg)

値段も安いです。
(R3は税抜き5万円、RX3は6万5千円)

パーツのグレードは低いですが、
乗り込んだ頃に交換すればよいです。



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車体の重量

トレックFX3とエスケープRX2は、
このようにフレームセットがどちらも
軽量なアルミフレームと
カーボンフォークなので、
全体の重量も軽いです。

トレックFX3が
サイズ20(適応身長174~187cm)で
約11.2kg、

エスケープRX2が
サイズ465mm(Sサイズ)で
10.3kgです。

エスケープRX2が軽いですが、
トレックのフレームサイズが大きく
タイヤも太いので
これらを差し引くと違いはそれほどありません。

10kgを切るクロスバイクは
かなり軽いといえるので、
10kg台であれば軽いクロスバイクといえます。

パーツ(部品)の比較

変速機(ディレーラー)とギア比

ロングライドをすると、
いくつも坂道に出会います。

なので、
変速機とギア比はとても大切です。

トレックFX3と
ジャイアントエスケープRX2は
どちらもシマノ製の
マウンテンバイク(MTB)用の変速機がついています。

リア(後)は、
トレックFX3が
9速(歯数11-34)で
シマノ製アリビオ(ALIVIO)

エスケープRX2が
9速(歯数11-32)で
シマノ製アルタス(ALTUS)です。

フロント(前)は、
トレックFX3が
3段(歯数48/36/26)で
シマノ製アセラ(ACERA)

エスケープRX2が
3段(歯数48/36/26)で
シマノ製アルタス(ALTUS)です。

シフターは、
トレックFX3が
シマノ製 ST-EF65, 9 speed
エスケープRX2が
シマノ製 ALTUS 9 speedです。

どちらも
親指と人差し指で操作するレバー式(トリガータイプ)です。

シマノの変速機のグレードは、
ターニー<アルタス<アセラ<アリビオの順で良くなるので、

シフター以外は
トレックFX3の方が、
少しグレードの高い変速機
を使っています。


ギア比をみると、
フロントの歯数が同じなので、

リアに34Tがある
トレックFX3の方が坂道でより軽くこげます。

最も軽いギア比は、
トレックFX3が前26/後34
エスケープRX2が前26/後32です。


まとめると、
トレックFX3もエスケープRX2も
フロントが3段(トリプル)、
リアが9速で同じ
ですが、

トレックFX3の方が
変速機のグレードが高く、
ギア比もワイドレシオです。

が、トレックFX3は
シフターのグレードが低いです。

シフトチェンジは
ブレーキ同様、頻繁に操作するので、
上位グレードのアリビオに交換するとよいです。


ちなみに、上位モデルの
トレックFX S4も
ジャイアントエスケープRX1も
シフターとディレーラーが
フラットバーロード用のティアグラです。
カチカチっと気持ちよいくらいシフトがきまります。

値段は高くなりますが、
グレードが高いほど操作性の向上を実感できます。

ブレーキ

前後のブレーキはどちらも
マウンテンバイク(MTB)用の
Vブレーキです。

トレックFX3はテクトロ製で、
エスケープRX2はシマノ製アリビオです。

トレックFX3のブレーキはシマノ製ではありません。

なので、
乗り慣れた頃に
シマノのミドルグレードの
ディオーレ(DEORE)に交換すると良いです。

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ちなみに、
トレックFX3にはディスクブレーキのモデルもあります。

ハンドル&グリップ、シートポスト/振動対策

トレックFX3と
ジャイアントエスケープRX2は、
どちらも
振動吸収性の良いカーボンフォークを装着しています。

ですが、さらに、
振動軽減のための工夫がされています。

トレックFX3は
「Iso-Zone」ハンドル&グリップ、
エスケープRX2は
「D-FUSE」シートポスト(シートピラー)です。

トレックのIso-Zoneハンドル&グリップ

トレックのハンドルバーには、
柔らかい衝撃吸収材が埋め込まれ、
その上に
平たいエルゴ形状のグリップが装着されています。

柔らかい衝撃吸収材が振動を軽減し、
平たい形状が手のひらへの負荷を分散してくれます。
握らなくても
手のひらを置くという感じ
リラックスしてハンドル操作ができます。

別売りですが、
バーエンドをハンドルの両端につけると良いです。

走行中に
ハンドルの持ち方を変えられる
ので
ロングライドでの疲労が軽減されます。


一方、
ジャイアントのエスケープRX2は、
コチラのバーエンド付きのグリップに交換すると良いです。
衝撃吸収材はついていませんが、
ロングライドが楽しくなりますよ。

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エンドバーの長さが
GP2は短め、GP3が長めです。
それぞれ握りが細いSサイズと太めのLサイズがあります。

なお、シフターの種類に応じて
グリップの長さに2タイプ(ショートとロング)があります。

その他にも、
コルクを使ったタイプや
少し堅めのGSシリーズがあります。

いろいろあるので購入時に注意してくださいね。

ジャイアントのシートポストD-FUSE Composite

ジャイアントのエスケープRX2の
シートポストは、
「D-FUSE Composite」といい、
振動吸収のための工夫がされています。

このシートポストは、
文字通り、断面がD型の形状、
すなわち、
シートポストの後側が平たくなっているので、
前後にしなりやすくなっています。

このしなりによって、路面からの振動を軽減することができます。


ちなみに、
トレックFX3には、
このような機能はありませんが、
上位モデルのFX S5とFX S6には、
シートポストをつけるシートチューブ部分が
振動を吸収するISOSPEEDという構造になっています。

シートチューブ部分もハンドル&グリップも
両方で振動吸収を求めるなら、
とても高価ですが、
トレックFX S5かFX S6を検討すると良いです。

トレックのクロスバイクのトップグレードFX S5とFX S6


ジャイアントが良ければ、
Iso-Zoneハンドル&グリップはトレックで売っているので、
エスケープRX2に取り付ければ、
ハンドルもシートポストも振動対策はばっちりです。


カーボンフォークに加えて、
Iso-Zoneハンドル&グリップと、
バーエンド、
そして、シートポスト部分が
D-FUSEかISOSPEEDであれば、
どこまでも遠くへ行けそうです。

タイヤとホイール

タイヤとホイールについては、
このクラスのクロスバイクでは、
どちらが良いとか悪いとか
最初はそれほど気にしなくてもよいです。

ですが、
購入後の交換のこともあるので
規格の違いを書いてみます。

タイヤの太さ

トレックFX3のタイヤの太さは
32C(幅32mm)
ジャイアントエスケープRX2は
28C(幅28mm)です。

タイヤは消耗品なので
寿命がきたときに
違う太さのタイヤを試してみるとよいです。

タイヤが細い
走りが軽快になりますが、
空気圧を高くする必要があるので
路面が悪いと振動をひろいやすいです。

また空気圧を高くしないと
リム打ちパンクをしやすいので
空気をこまめにいれて
空気圧の管理をしっかりする必要があります。


一方、
タイヤが太いと、
空気量が多いので
空気圧を低めに設定でき、結果、
タイヤが振動を吸収しやすくなるので
乗り心地が良くなります。

空気圧の管理も
それほど神経質にならなくてもよいです。

ですが、タイヤが太いと重くなります。


私は、
25C、28C、32C、35Cを
試したのですが、
バランスのよい32Cに落ち着きました。


ちなみに、
チューブのバルブは
トレックFX3もジャイアントRX2も仏式(ロードバイクと同じ)です。

ホイールの互換性

トレックFX3と
ジャイアントエスケープRX2は
同じクロスバイクでもフレームの規格が違います。

違う部分は
エンド幅(後輪の取り付け部の幅)です。

トレックFX3は
MTB規格の135mm
ジャイアントエスケープRX2は
ロードバイクと同じ130mmです。

なので、
トレックFX3には、
ロードバイク用のホイールが装着できません!

クロスバイク用のホイールは
種類が少ないので選択肢が少なくなります。


一方、ジャイアントは、
エスケープRX2に限らず、
他のモデルも
ロードバイクと同じ130mmなので
数あるロードバイク用ホイールから選べます。

ホイールが変われば走りが変わり、
見た目もよくなります。
(お金はかかりますが)

なので、
クロスバイクを
ロードバイク並みのスペックに
アップグレードを考えている方は
ジャイアントエスケープ又は
エンド幅130mmのクロスバイクをおすすめします。


ちなみに、私は、
旧モデルのトレック7.5FXを買った後に
エンド幅のことを知ってショックでした。
が、
ホイールの交換をしたくなった頃には
ロードバイクを買っていました。

その後、ロードバイク用の
軽量ホイールを買ったので
クロスバイクのエンド幅は気にならなくなりました。
(7.5FXには安価なホイールをつけてます)



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おわりに

あれこれ書きましたが、
結論としては、

トレックFX3と
ジャイアントエスケープRX2の
どちらを選らんでもよいです。

ただし、
フレームのエンド幅には注意してくださいね。

といっても、
ホイールを交換したくなる頃には
私のように
ロードバイクが欲しくなっているかもしれません。

なので、
今から気にしなくてもよいです。

また、
パーツのスペックについても
お金はかかりますが、
後から交換できるので
それほど気にしなくてもいいです。


ですが、一つだけ、
フレームセットの材質には注意してくださいね!

色や見た目も大切ですが、
また1~2万円も惜しいですが、

クロスバイクをスポーツとして
またロングライドも楽しみたいなら、
フレームセットの材質のグレードを落とさないでくださいね。


それと
もうひとつ、
クロスバイク選びも大切ですが、
それ以上に、
ショップ選びも大切です。

どのクロスバイクにするかよりも
どのショップにするかの方が重要かもしれません。

お住まいの近くに
トレックショップや
ジャイアントショップ、
ロードバイクと一緒に
クロスバイクも扱っているショップを探してみてください。

気に入ったクロスバイクはもちろん、
腕のいい店長さんや
何でも相談に乗ってくれる店員さん、
そして
一緒に走る仲間と出会えるかもしれませんよ。



ウェアとシューズの記事もどうぞ↓
(ロードバイクとありますがクロスバイクでもOKです)
ロードバイクの服装は?初心者もレーパンじゃなきゃダメ?シューズは?

冬用ウェアについてはこちらの記事をどうぞ↓
冬用ウェアは高いので重ね着で節約してみた


ビンディングペダルが気になっていたらこの記事を読んでみてください↓
ビンディングペダル選びのポイント


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