トレックの2017年モデルのクロスバイクには
5万円を切る(4万円台の)モデルがあります。
製品名はFX1、
税込みで4万9千円です。
4万円台のクロスバイクは、
大手メーカーでは今のところ見当たりません。
ちなみに、
ジャイアント(GIANT)の
エスケープR3の2017年モデルは税込みで5万4千円(税別で5万円)です。
ちょうど、
息子がクロスバイクが欲しい
といっていることもあり、
2017年モデルのトレックFX1は、
どんなクロスバイクなのか、調べてみました。
この記事では、
2017年モデルのトレックFX1と
上位モデルのトレックFX2との違いを確認し、
FX1とFX2のどちらを買った方がよいかを検討します。
トレックのクロスバイクをご検討の際にお役に立てれば幸いです。
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スペック/FX1とFX2の違い
価格の違い
まず、価格を比較すると、
FX1は4万9千円(税込み)、
FX2は5万9千円(税込み)で、
価格差は1万円です。
この値段の違いは、
何が違うからなのでしょうか?
安いに越したことはないですが、
トレックFX1を買った後に、
「あと1万円出してFX2を買っとけばよかった」
と後悔するのもイヤですよね。
なので、
1万円の差の理由について確認してみました。
フレームセットは同じ/パーツ(部品)が違う
トレックFX1とFX2は、
フレームセット(フレームとフロントフォーク)が共通です。
どちらも、
フレーム本体はアルミ製、
フロントフォークは鉄(スチール)製、
形状(ジオメトリー)も同じです。
(なお、2018年モデルのFX2の
フロントフォークはアルミ製になりました)
なので、
トレックFX1とFX2の価格差は、
パーツ(部品)の違いによるものです。
では、
パーツの何が違うのでしょうか?
主な違いはリアの変速機(ディレーラー)とギア比
トレックFX1とFX2には、どちらも
シマノのマウンテンバイク(MTB)用の変速機がついています。
ですが、
リア(後)の変速機とギア比が違います。
FX1は7速(歯数14-34)で
シマノ製アルタス(ALTUS)
FX2は8速(歯数11-32)で
シマノ製アセラ(ACERA)です。
一方、
フロント(前)はどちらも同じで
3段(トリプル)(歯数48/38/28)の
シマノ製ターニー(TOURNEY)です。
シフターは
どちらもシマノ製(ST-EF500)で、
親指と人差し指で操作するレバー式(トリガー式)です。
(ブレーキレバーと一体型です)
シマノのMTB用変速機のグレードは
ターニー<アルタス<アセラ<アリビオ
の順でよくなるので、
トレックFX2のリアには、
FX1よりグレードが高い変速機がついています。
FX1の7速より1速多い8速です。
また、
リアの変速機が違うので、
そのギア構成も違います。
トレックFX1は、
FX2より軽くこげるギア比の構成となっています。
最も軽いギア比は
FX1が前28/後34
FX2が前28/後32です。
といっても、
ママチャリに比べたら
どちらも驚くほど楽に坂を登れます。
このように、
トレックFX1とFX2の違いは主に
リアの変速機とギア構成の違いです。
なので、
リアの変速機(1速アップ)のために
1万円を追加して
FX2にするかどうかを判断してくださいね。
トレックFX1は
フロントが3段、リアが7速なので
全部で21段(3×7=21)になります。
変速付きのママチャリは、
通常、3段から6段程度なので、
21段もあれば十分ですよね。
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その他の違い
トレックFX1とFX2は、
ハンドルとその取り付け部分(ステム)が違います。
FX1のハンドルはライザータイプで
ややアップしているので
FX2より少し乗車姿勢が楽になります。
自転車の全体の重量は、
サイズ20(適応身長174~187cm)で
FX1が12.34 kg
FX2が11.61 kgです。
トレックFX1が少し重いですが、
ママチャリは18~20kgもあるので、
実際に乗ってみると
どちらも同じように軽く感じるはずです。
同じ部分(共通部分)
トレックFX1とFX2は、
前に書いた通り、
フレームセットが共通で、
リアの変速機、ギア、ハンドル以外は
パーツもほぼ同じです。
ブレーキは、
どちらもVブレーキ(テクトロ社製)です。
(マウンテンバイク(MTB)用のブレーキです)
クランク(ペダルがついてる棒の部分)も同じです。
タイヤも同じです。
(タイヤ幅:35C、ボントレガー社製)
タイヤの幅が広いので初心者には安心です。
ちなみに、
チューブのバルブは
米式(オートバイや自動車と同じ)です。
ホイールも同じタイプ(ボントレガー社製)です。
細かくみると、
リアのハブ(軸の部分)が少し違うようですがリム(輪の部分)は共通です。
サドルとシートポストも同じです。
どちらがよいか
街乗りメインならFX1で十分
このように
トレックFX1とFX2は、
フレームセットが共通で
リアの変速機とギア、ハンドル以外は
パーツもほぼ同じです。
なので、
街乗りがメインであれば、
トレックFX1で十分といえます。
一般に、
クロスバイクには、
ライトも、鍵も、
スタンドも、泥よけも、
ベルも付いていません。別売りです。
なので、
価格差の1万円で
これらのアイテムを買うことができます。
トレックFX1はフレームの選べるカラーが少ない
このように、
トレックFX1で十分なのですが、
フレームのカラーが、
黒とオレンジしかありません。
一方、
トレックFX2には、
黒、白、緑、青があります。
(FX2の黒はつや消し、FX1の黒は光沢あり)
どうしても、
トレックFX2にしかない色が良いなら、
1万円を追加してFX2を選んでもよいです。
性能だけでなく、
見た目も大切ですよね。
パーツ(部品)は消耗品なので、
後で交換することができますが、
フレームとは長いつきあいになります。
(トレックのフレームには生涯補償がついています)
なので、
お気に入りの色のクロスバイクを選びましょう!
パーツ交換で好みのクロスバイクに
ママチャリと違って、
クロスバイクの部品(パーツ)は種類が多いので、
1つ1つ他の部品に交換してオリジナルの自転車にすることができます。
(ただし、変速系の部品はセットで交換が必要な場合があります)
同じ部品(パーツ)でも
いろいろな製品があるので、
乗り慣れた頃に交換してみてもよいです。
例えば、
ハンドルのグリップは、
エルゴ形状でエンドバー付きの
以下のタイプに交換すると
とても握りやすくなり、
遠出のサイクリングをしたときに手の負担を軽減できます↓
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エンドバーの長さが
GP2は短め、GP3が長めです。
それぞれ握りが細いSサイズと太めのLサイズがあります。
なお、シフターの種類に応じて
グリップの長さに2タイプ(ショートとロング)があります。
その他にも、
コルクを使ったタイプや
少し堅めのGSシリーズがあります。
いろいろあるので購入時に注意してくださいね。
ブレーキは、
シマノのディオーレ(DEORE)に交換すると
ブレーキの効き具合とメンテナンス性が格段にアップします↓
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(カラーはブラックのほかにシルバーもあります)
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おわりに
トレックFX1は、
4万円台で買える
といっても、
ママチャリは1万円で買えるで、
どうしても高いと感じます。
また、最近は、
電動アシスト自転車が人気です。
安いものでも6~7万円くらい、
大手メーカー製なら10万円以上のものが売れています。
クロスバイクの値段も、
通常、6~7万円くらい、
上位モデルで10万円前後するので、
電動アシスト自転車と同じくらいです。
とはいっても、
クロスバイクは高い
と感じてしまいますよね。
(私もクロスバイクを買うまではそうでした)
クロスバイクの良さは、
実際に乗ってみないと分かりません。
ママチャリよりずっと速く走ることができ、
平地やチョットした坂なら電動アシスト自転車にも負けません。
ですが、
乗る機会もないので、一般の人は、
このようなクロスバイクの性能を体感することはないです。
よく分からないものに6~7万円も払えませんよね。
トレックFX1は5万円を切ったので、
これまでのクロスバイクより買いやすくなりました。
トレックFX1なら、4万円台でも
十分にクロスバイクの良さが分かります。
子供の頃の自転車に乗って楽しい
という気持ちを
きっと思い起こすことができますよ。
2018年モデルのクロスバイクについてはこちらの記事をどうぞ↓
4つの価格帯にまとめてみました↓
【4~5万円(最も安いグレード)】
→2018年型トレックFX1とジャイアントエスケープR3を比較!
【5~6万円(エントリーグレード)】
→2018年型トレックFX2とジャイアントエスケープRX3の比較!
【7万円台(ミドルグレード)】
→2018年型トレックFX3とジャイアントエスケープRX2を比較
【10万円台(上位グレード)】
→2018年型トレックFXS4とジャイアントエスケープRX1を比較
クロスバイクにはライトがついていないので購入前にルールを確認しておきましょう↓
→フロントライトは点滅はダメ?明るさのルール
→テールライト(リアライト)は点滅でいい?点灯と点滅のルール
交差点でのルールも確認しておいてくださいね↓
→自転車で交差点の渡り方は?車道のルールと注意点!
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